暑い夏に備え、モフモフの冬毛からすっきりとした夏毛に変わる換毛期は、皮膚の健康を保つためにもブラッシングが欠かせません。X（ツイッター）では、気持ち良さそうにブラッシングされるウェルシュ・コーギー・ペンブロークの動画が2.2万件もの“いいね”を集めて話題となっています。幸せそうな空気が流れるなか、驚きの展開が！　飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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ブラッシングの順番が待ちきれず割り込んでしまうねこ

「ブラッシングされるいぬと順番が待ちきれないねこ」

　そんなコメントとともに投稿された動画には、気持ち良さそうにブラッシングされるコーギーの姿が映っています。毛流れに沿って、丁寧にスリッカーブラシをかける飼い主さん。コーギーは体勢を変えられてもされるがままの状態です。

　すると、ブラッシングを続ける飼い主さんの脇の下を通って、白黒のハチワレねこがすっと現れました。ブラッシングの順番を待ち切れなかったのでしょうか。遠慮なく割り込んできました。

　この微笑ましい光景に、投稿には2.2万件もの“いいね”が集まりました。リプライ（返信）や引用リポストには「待ち切れにゃいね～」「たまらん」「割り込むねこちゃんもかわいい」「めっちゃ無防備に転がされていてかわいすぎる」「笑いすぎてお腹痛いぃぃぃ」などの声が寄せられ、多くの人が癒やされた様子です。

「ブラッシングが本当に好きで永遠に終わることがないので…」

　されるがままになっていたのは、コーギーで5歳の女の子の「あんず」ちゃん。そして、途中で割り込んできたのは、元保護ねこで4歳の女の子の「ちくわぶ」ちゃんです。

　ちくわぶちゃんは、ブラッシングが大好きなのだそう。飼い主さんがブラッシング道具を出すだけで2階から駆け降りてくるほどの執心ぶりです。

　一方のあんずちゃんは、どちらかというと「仕方なくされている感じ」なのだとか。とくに換毛期は毛の絡みがあり、ブラッシングの最初は少し嫌そうな表情を見せるものの、絡みが解けると気持ち良さそうにしていたそうです。

「あんずをブラッシングしてる合間に、実はちくわぶにも一度、ブラッシングをしてあげていました。ちくわぶが少し落ち着いたのであんずにたっぷりやってあげていたところ、やっぱり『私もやって』とちくわぶがやってきたのです」

　その後も、ちくわぶちゃんのブラッシング熱は冷めることなく続いたため、飼い主さんは再びブラッシングに応じることに。飼い主さんは「ちくわぶから『まだ？　早くして！』と急かされているようでした」とそのときの様子を振り返ります。

「最後にもう1回やってあげましたが、ブラッシングが本当に好きで『やってやって』が永遠に終わることがないので、このままではハゲてしまうと思い、諦めてもらいました（笑）」

　ブラッシングは単なるお手入れの時間ではなく、飼い主さんとあんずちゃん、そしてちくわぶちゃんにとって大切なコミュニケーションのひとときです。この時間を通じて、互いの信頼が深まり、絆がますます強くなっているようです。

○取材協力：ばななな（@Banana_corgi7）さん

（Hint-Pot編集部）