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納豆のタレを入れるタイミング 混ぜる「前」と「あと」で栄養は変わる? 相性の良い食材とは
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教えてくれた人:和漢 歩実
納豆の原料は「畑の肉」と呼ばれる大豆
納豆の原料は大豆です。大豆は、別名「畑の肉」と呼ばれる栄養豊富な食品。私たちが健康を維持するために必要不可欠なたんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルの「5大栄養素」をバランスよく含みます。
また、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きで、更年期障害や骨粗しょう症、男性の前立腺がんなどの予防が期待される大豆イソフラボン、血管を正常に保って動脈硬化などの生活習慣病予防や脳の活性化が期待できるレシチンなど、大豆は健康に役立つ成分が多い食品です。
その大豆を蒸して、納豆菌で発酵させた納豆には、独自の健康成分ナットウキナーゼが存在します。納豆は栄養価が高いにもかかわらず、エネルギーは低く、ヘルシーで体に良い日本の伝統食品です。
納豆にタレを入れるタイミングも、タレの代わりに入れる調味料や食品も、お好みでバリエーションはさまざま。食感や味わいの違いを楽しむのも良いですね。
(Hint-Pot編集部)
和漢 歩実(わかん・ゆみ)
栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾
