家事に育児に仕事にと、多忙な日々を送るなかで、子どもからの温かい気遣いは心に沁みるもの。6人のお子さんを育てるパワフルなママは、看護学生の19歳の長女が作ってくれた夕食に感激。その投稿がX（ツイッター）で2.1万件を超える“いいね”を集め、大きな話題になっています。投稿者のともちゃ（@tomocha_kabu）さんに、詳しいお話を伺いました。

　◇　◇　◇

高校生の娘が作った素晴らしいディナー

「娘が作ったトンテキ定食。残業で少し遅くなるって連絡したら『任せといて～』って……帰ったらおいしそうな晩ごはんできあがっていた。ほんと頼りになるわ ありがとう」

　そんなコメントとともに投稿された写真には、食欲をそそるトンテキ定食がテーブルに並んでいます。こんがりと焼かれた豚肉に山盛りの白いごはん、そしてつけ合わせには千切りキャベツとスライスキュウリ、ミニトマトのサラダが。オレンジ色のドレッシングが彩りを添え、見た目にもおいしさが伝わってきます。

　さらに、投稿のツリーによると、「お風呂ゆっくり入ってきなよ」と優しいひと言もかけられていたそう。ともちゃさんも「泣くって」と、娘の優しさに感動しきりの様子です。

　この投稿には、2.1万件以上の“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「1回の食事でも作ってくれるだけで本当に助かりますもんね」「娘さんももちろん素晴らしいけれど、いつもお母さんがちゃんとされているのが伝わりますね」「なんて素敵な家族」といった声が寄せられています。

家族も絶賛の味　「ねぇね、また作って～」

　ともちゃさんのご家庭は、小学生から看護学生まで幅広い年齢の6人のお子さんがいる大家族。食べ盛りの子どもたちの胃を満たすため、普段はカレーなら大鍋で30人前を作るほど、夕食作りは重労働です。

　それでも、快く夕食作りをしてくれたのは、一番年長で19歳の長女でした。

　ともちゃさんは、このトンテキを食べたときのことを振り返り、「味は私のより何百倍もおいしかったです」と大絶賛。「感動している分もありますが、家族のみんなにも好評で『ねぇね、また作って～』と弟たちにお願いされてました」と、ほかのご家族も長女さんの料理に舌鼓を打った様子を語ってくれました。

　長女が自分ひとりで料理を作るのは年に数回とのことですが、普段からお手伝いを積極的にしてくれるそうです。ともちゃさんによると、長女さんは「正義感が強く思いやりがある優しい子」だといいます。

　家族を思い、手際よく、そして愛情を込めて作った長女の夕食は、ともちゃさんだけでなく、多くの人々の心に温かい感動を届けました。

（Hint-Pot編集部）