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窓越しに見えた「驚きと少しばかりの恐怖」 巨大な雨柱が迫るゲリラ豪雨の決定的瞬間を撮影した一枚が話題に
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ゲリラ豪雨は近年頻発しており、甚大な被害をもたらすことが多いため、注意が必要です。そんなゲリラ豪雨の襲来の様子を収めた一枚が、X(ツイッター)で注目を集めています。一定の地域だけを襲った決定的瞬間には、16万件の“いいね”が。撮影者のおかゆ(@yuuuuufa)さんに、撮影時の様子を伺いました。
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窓の外をみると巨大な雨柱が…
「ゲリラ豪雨を遠目で見たら、でっかい雨の柱になってた」
そんなコメントとともに投稿された写真には、遠く離れた場所を襲うゲリラ豪雨の様子が写っています。奥の空は明るく、日差しも差し込んでいますが、その手前の上空には真っ黒な雲が。
その雲からは、限られた地域に激しい雨が降り注ぎ、巨大な雨柱が発生している様子が見受けられます。投稿者さんのいた地域では、まだ雨は降っておらず、近くに流れる川も穏やかですが、これから激しい雨が降ることを予感させます。
投稿には、16万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「この柱がこっちに迫ってくるときの絶望」「す、すごい! こんなふうに見えるんですね」「雲の栓が抜けたように怒涛のごとく雨が集中してますね」など、驚きや衝撃を受けた人からの声が寄せられています。
目の当たりにした「自然界の壮大さ」

おかゆさんがこの様子を撮影したのは、7月10日の午後3時50分頃。スマートフォンアプリの雨雲レーダーから「周辺に大雨が近づいてます」との通知があり、屋内から大阪市内を眺めたときの光景だそうです。おかゆさんは、状況を飲み込むまで少し時間がかかったといいます。
「自分の近くにあった窓からは、青空が見えていました。半信半疑で違う方角の窓から覗き込むと、空が暗くなっており、一部の景色がぼやけて見えていました。よくよく見ると、それがゲリラ豪雨だということに気づき、写真を撮りました」
自分の地域は雨が降っていないのに、遠くには巨大な雨柱。おかゆさんは「だんだん雲が近づいているのは見えていたので、もうすぐゲリラ豪雨が自分のいるところにも来るのかなという気持ちで待っていました」と、落ち着かなかったようです。
しかし、おかゆさんがいた地域で強い雨は降りませんでした。「どうしたのかと窓をもう一度見たときは、ゲリラ豪雨を降らせていたであろう雲は分解されたように見えました」とのこと。雨柱を確認してから、約1時間ほどの出来事だったといいます。
珍しい光景を目の当たりにしたおかゆさん。「自然界の壮大さを感じた反面、驚きと少しばかりの恐怖もあったように思います。じわじわと迫ってくるような緊張感に近かったです」と、自然の猛威を感じていました。
(Hint-Pot編集部)