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「琵琶湖に龍が舞い降りた」 写真家がとらえた奇跡の一枚 毎日撮影に挑み始めたワケ

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

琵琶湖を毎日撮影している写真家の辻田新也さん【写真提供:辻田新也(@gt_shinya)さん
琵琶湖を毎日撮影している写真家の辻田新也さん【写真提供:辻田新也(@gt_shinya)さん

「琵琶湖に龍が舞い降りた」――驚きのひと言が添えられた写真が、X(ツイッター)で大きな話題になっています。毎日撮影しているからこそ出合えた奇跡の一枚。撮影時の様子や活動を始めたきっかけなどについて、投稿者で琵琶湖写真家の辻田新也(@gt_shinya)さんに詳しいお話を伺いました。

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撮影後に気づいた“龍”の存在

 日没前のわずかな時間、琵琶湖の空は黄金色に染まったあと、夕日のピンクと空のブルーが混じり合い、幻想的なグラデーションが生まれます。その後ゆっくりと日が沈み、あたりに夜の帳が下りてくるなか、それは現れました。

 向かって右側から湖面に向かって飛んでいるような、龍の形をした雲が浮かんでいます。口を大きく開き、まるで咆吼(ほうこう)しているようにも。雲間から覗く夕日の光と影のコントラストが相まって、荘厳な雰囲気を醸し出しています。

 辻田さんがこの写真を撮影したのは、2023年6月11日の午後7時頃。長浜市の湖岸から北へ向かって撮影しました。

 琵琶湖の姿を毎日写真に収めている辻田さんだからこそ出合えた、奇跡の一枚。“龍”の存在に気づいたのは、撮影後だったといいます。

「当日は、空の色合いが美しいと感じながら撮影をしていました。その後、インスタグラムに投稿したところ『龍がいますね』というコメントがつき、改めて写真を見ると、なんで気がつかなかったんだと思うほどはっきりと“龍”がいて驚きました」

 辻田さんは「琵琶湖に龍が舞い降りた」とコメントを添え、Xにも投稿しました。すると、投稿から2日後の2024年8月8日、多くの人の目に留まり、3.1万件もの“いいね”が集まりました。

「今年の干支は『甲辰(きのえ・たつ)』です。そして、あとから知りましたが、バズったその日の干支も『甲辰』だったようで、龍神様のパワーを感じずにはいられませんでした」

 写真からパワーをもらった人も多かったようで、リプライ(返信)には「感動しました! 素敵な作品シェアありがとうございます……!」「良いことがありますように」「見事な一枚です」などの声が寄せられています。