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傘や靴の置きっぱなしで床がびしょびしょ…を防ぐ! 100円ショップのアイテムで工夫 プロが解説

公開日:  /  更新日:

著者:伊藤 まき

使い終わったレインブーツや傘は、乾かす場所を確保するのが意外に大変(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
使い終わったレインブーツや傘は、乾かす場所を確保するのが意外に大変(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 雨が多くなる季節は、濡れた靴や傘をしっかり乾かしておきたいもの。湿ったままの靴や衣類を放置すると、カビの原因になるだけでなく、ジメジメした空気が虫を引き寄せてしまうこともあります。とくに、下駄箱の中に生乾きの靴を入れてしまうと、湿気がこもってカビの温床に……。そうならないためには、一時的に乾かす場所をあらかじめ確保しておくことが大切です。整理収納アドバイザーの伊藤まきさんが、100円ショップを使った、目からウロコのアイデアを紹介します。

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でこぼこした空間に突っ張り棒で“外干しラック”の完成

 玄関の横に濡れた傘を立てかけて、小さな水たまりができている──そんな状況に心当たりはありませんか? 外に傘を置くための定位置がないと、あちこちに水が垂れて床が濡れたり、湿気が溜まってカビや臭いの原因になったりと悩みの種に。

 そこでおすすめなのが、傘をたたむ場所の近くに「突っ張り棒」を1本設置すること。玄関のちょっとしたスペースを活用すれば、家族全員分の傘を1か所にまとめて干せるようになり、湿気や汚れが広がりにくくなります。

 しかし、傘がびしょ濡れのままだと、湿気によって害虫を引き寄せてしまうことも。傘をしまう前にしっかり水滴を払うか、ペットシーツなどの吸水シートを下に敷いておくと、より安心です。

雨が降っていない日でも? 蒸れた革靴はカビの原因に

突っ張り棒を使った簡易“靴干しラック”【写真:伊藤まき】
突っ張り棒を使った簡易“靴干しラック”【写真:伊藤まき】

 片づけや収納に悩むお宅を訪問すると、下駄箱の中にカビだらけの革靴がしまわれているケースに、実はよく出くわします。一見きれいでも、靴の内側が蒸れた状態でしまわれていることが多く、それがカビの原因になっているのです。

 とくに梅雨から夏にかけては、汗や湿気で靴の中が蒸れやすく、外側が乾いていても油断は禁物。収納前にしっかりと乾かす習慣をつけたいところです。

 そんなときに役立つのが、突っ張り棒を使った簡易“靴干しラック”です。2本の突っ張り棒を、高さをずらして設置。靴が斜めにかかるようにすれば、靴底までしっかり風が通り、効率良く乾かせます。壁や棚に靴が直接触れないように角度をつけるのが、カビを防ぐポイントです。