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「素晴らしい発想」 独学で培った技術 初めての作品からの成長に驚きの声
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遊びの中から生まれた“ユビドラゴン”

紙龍さんがペーパーアートを始めたのは、子どもの頃の折り紙がきっかけでした。6歳頃には、折り紙でいろいろな作品を作っていたといいます。
そして、本格的にペーパーアートへ移行したのは高校生の頃。「厚紙でパーツごとに折り紙を折れば、もっといろんな作品が作れるかな?」と遊び半分で始めたそうです。それから独学で技術を磨き、20歳の頃に“ユビドラゴン”を作り始めました。
手作りしたドラゴンのパーツを指にはめて遊んでいたことがきっかけで、投稿の1枚目に写っていたドラゴンが初めての作品になったといいます。遊びで作ったため、細かなことは覚えていないそうですが、2~3時間程度で完成したというから驚きです。
一方、2枚目の作品は1か月ほど前に、4時間ほどかけて制作したもの。ドラゴンの頭を3つにしたらおもしろいとひらめき、挑戦しました。
「最初の頃とは頭パーツの作り方が違うので、今のほうがよりドラゴンっぽくなったと思います。でも、アーティスト名でもある『龍』を作るときは基本的に楽しみながら作ってるので、壁にぶつかるような感覚はないですね。毎回、自分の中でアレンジしながら作っています」
これまでに6000個近くの作品を生み出してきた紙龍さん

ペーパーアーティストとしての活動は、20年近くになるという紙龍さん。これまで制作した作品は数え切れないほどで、細かいものまで合わせると5000~6000個にも上るといいます。
“ユビドラゴン”は販売用ではなく、お客様とのコミュニケーションツールとして作られたもの。これまでの制作数は20個ほどとのことですが、今回の大きな反響を受け、販売も検討しているそうです。
長い間、独学で鍛錬を続けるには「無理をしないことと、楽しみながら作ること」が大切なのだとか。「つらい思いや悲しい気持ちは、少なからず作品に伝わってしまいますからね」とアドバイスを送ります。
技術だけでなく、情熱や愛情がしっかり込められている紙龍さんの作品の数々。インスタグラム(siryu1200)では、“ユビドラゴン”以外の大作も数多く紹介されています。これからも新作が楽しみですね。
(Hint-Pot編集部)