子どもを喜ばせるために、親は日々さまざまな工夫をしています。ときには子どもからのリクエストに応えることも。X（ツイッター）では、子どもからの「作って！」から生まれた、一風変わった動く折り鶴が話題になっています。まるでダンスをしているかのような姿には、なんと37.5万件の“いいね”が。大きな注目を集めた折り鶴について、投稿者のコモシア（@clay_and_play）さんにお話を伺いました。

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折り鶴に足が…　ずっと見ていたくなる「ダンシング鶴」

　コモシアさんはある日、お子さんと一緒に折り紙の動画を見ていました。すると、動画に登場した作品を気に入ったお子さんから「これおもしろい！　作ってみて！」とリクエストされたそう。

　簡単に作れそうなことから、閲覧した作品をもとに作業に取りかかります。そうして、コモシアさんは大きい折り鶴3羽と小さい折り鶴2羽を完成させました。どの折り鶴にもカエルのような足がついています。大きい折り鶴の翼をテープでつなぎ、その上に小さい折り鶴をのせました。

　さらに、大きい折り鶴の足をテーブルに固定。翼を軽く引っ張ると、折り鶴の足が動く仕掛けになっています。仲良く並んだ折り鶴たちが、細い足を曲げたり伸ばしたりしながら左右に動く様子はなんともシュール。翼の上にのった小さな折り鶴も、楽しげに揺れています。

　コモシアさんは「今さっき子どもにせがまれて無心で作ったダンシング鶴見て」とのコメントを添えて、動画をXに投稿。すると、37.5万件の“いいね”が集まりました。

　リプライ（返信）には、「おもしろすぎで何度も見ちゃいました　アイデアが素敵すぎます」「上にのってる小鶴がいい味出してますねw」「すごい踊っているw」「子ども向け教育番組のエンディングで流してほしい！（笑）」「これは子どもが喜びそう　元気なときに作ってあげようかな」など、折り鶴に魅了された人たちからの声が寄せられています。

動画の撮影には2人の娘も協力　たくさんの人を笑顔に

　コモシアさんは、9歳と4歳の娘さんを育てるママです。娘さんたちと一緒に折り紙を作ることもあるそうですが、コモシアさんが忙しいときは娘さんたちだけで本を見ながら折り紙を楽しんでいます。話題になった折り鶴は、娘さんのアイデアでした。

「最初に一羽折ってテーブルに固定したところ『たくさん作ったらおもしろいよね。サイズ違いの鶴も作ったらどうかな？』と娘が言ったので、言われるがままに作りました。小さい鶴を上にのせたのは私の思いつきです」

　作り方はとても簡単。途中までは通常の折り鶴の作り方と同じです。折り鶴の尾になる部分を上に上げず、中央にハサミを縦に入れ、パカッと開いて折り曲げるとその部分が足になります。

　完成した折り鶴を並べて固定したのはいいものの、コモシアさんひとりで折り鶴を動かしながら動画を撮影することは困難でした。そこで、次女に折り鶴の翼をひっぱってもらうことに。長女の「わっしょい、わっしょい」のかけ声に合わせて引っ張り合うと、まるで折り鶴がダンスをしているかのようになりました。できあがった折り鶴を見て、娘さんたちは大満足だったようです。

「予想以上に喜んでくれて、みんなでゲラゲラ笑いながら遊びました。一緒に住んでいる義父母にも見せて楽しんでいました」

　母と娘の合作は、家族だけでなく、たくさんの人を笑顔にしました。「私が考案した折り方ではないので複雑な気持ちもありますが『元気出た』とのコメントが圧倒的に多く、私の動画で多くの方に笑顔を届けられたことは純粋にうれしいです」と、コモシアさんは結んでいます。

（Hint-Pot編集部）