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「周りの人は変な目で見るだろうからね」 ドイツ人がマナーの違いに驚き 「抵抗感がある」日本食の食べ方とは
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日本の食事でユニークなのは、見た目や味だけではありません。YouTubeチャンネル「LTブログ」を運営するドイツ人YouTuberのレナさんは、子どもの頃からの夢を叶えるために日本へやってきたドイツ人のジェレミさんを、うどんチェーン店に案内しました。リーズナブルな価格に驚きながらも、日本ならではの食べ方に挑戦することになったジェレミさんでしたが、思わぬ文化の違いに戸惑うことに。いったい、彼はどんな体験をしたのでしょうか。
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日本に10年住んでいてもできないこと
密着企画第2弾のゲストとして案内したのは、ドイツのミュンヘンから来たジェレミさん。ふたりが訪れたのは、セルフ式のうどんチェーン店です。
注文を終えてうどんを食べ始めると、レナさんは夫のタカさんが食べている様子を指して、ジェレミさんに「食べる音が聞こえない?」と尋ねました。すると、思わず笑うジェレミさん。レナさんは「日本人は私たちみたいに食べないからね」と、麺をすする日本独特の食べ方について説明し始めました。
実は、レナさんにとって麺をすするのはとても難しいことで、日本に10年住んでいてもまだ習得できていないのだとか。麺をすすったほうがおいしいのか、タカさんとよく議論になるそうで、レナさんは「同じ味だけど、熱い物が食べられるのはすすれるおかげ」だと認めています。
この話を聞いたジェレミさんが「ドイツ人にもその換気機能が必要だね!」と冗談めかして言うと、レナさんは「日本人とドイツ人は体の構造が違うよ!」と諦めぎみに返答。ジェレミさんも納得した様子でした。
「周りの人は変な目で見る」
日本の文化になじむため、一生懸命に麺をすすって食べることに挑戦するジェレミさん。しかし、「まだちょっと抵抗感はあるね」と正直な気持ちを語ります。その理由について、「ドイツ人は大きな音を立てて食べると、周りの人は変な目で見るだろうからね」と説明。文化の違いによる戸惑いを、素直に表現しました。
さらにジェレミさんは、ドイツのラーメン店で日本人を見かけたときのことを振り返ります。興味深いことに、その人は音を立てないように慎重に食べていたそう。まさに「郷に入っては郷に従え」の精神で、お互いがその国の文化に合わせようとしていたことが伝わってきます。
コメント欄には「海外の方は経験がないから麺をすすることは苦労しますね」「確かに音を立てるのはマナーとして疑問にも思いますが、すすって食べるほうがおいしく感じてしまいます」「日本人はすすることによって冷まして食べるし、すすることで香りが広く口の中に広がる。外国人が言うようにマナーの悪い食べ方ではないのです」など、さまざまな声が寄せられています。
(Hint-Pot編集部)
