ねこ同士が寄り添って眠る姿は、見ているだけで心が温まるものです。X（ツイッター）では、ソファの上で完璧にシンクロして眠る2匹のねこが大きな話題に。その姿は、まさに芸術作品のような美しさです。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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「そのままデザインにできそうな」ほど美しい！

「家に帰って来てソファの上を見たら……なんか一つになっていた……」

　そんなコメントとともに投稿された写真には、グレーのソファの上で仲良く寄り添って眠る2匹のねこが写っています。まるで一つの生き物のように体を丸めて、お互いに顔を寄せ合うようにぴったりとくっつく2匹。安心しきった愛らしい姿に心が和みます。

　この写真がSNSに投稿されると、5万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「理想のシャムねこさん」「そのままデザインにできそうな」「この上ないシンクロ率」など、数多くの声が寄せられています。

運命に導かれた3兄弟

　寄り添って眠っていたのは、ともにヨーロピアンバーミーズという珍しいねこ種で、3歳の男の子、サニーくんとクラウディくん。2匹は血の繋がった実の兄弟で、飼い主さんからは「サニ」と「クウ」という愛称で呼ばれています。

「サニーは天真爛漫で、とにかく人懐っこくて明るい性格だったので、晴天の太陽のサニーが名前の由来です。一方、クラウディは自由奔放、とにかくマイペースで、フワフワした体つきも相まって自由な雲をイメージしてクラウディと名づけました」

　ちなみに、写真には写っていませんが、2匹とともにお迎えされたお兄ちゃんの「レイニー」くんも一緒に暮らしています。レイニーくんは名前の通り、サニーくんとは性格が正反対なのだとか。

　3兄弟が飼い主さんの家族になった経緯には、心温まるエピソードがありました。飼い主さんは、初めてねこを飼う人におすすめのねこ種というコンセプトの動画で、ヨーロピアンバーミーズを知ったそう。その後、ブリーダーさんを探し、はじめはサニーくんとレイニーくんをお迎えしました。

　ところが数か月後、2匹をお迎えしたキャッテリーのウェブサイトを見たところ、新しい家族が決まったはずのクラウディくんの姿がありました。

「すぐにキャッテリーに問い合わせたところ、新しい家族の都合でキャンセルになったと……。その話を聞き、迷う間もなく『ウチで迎え入れます』と言ってました。そんな形で3兄弟が我が家に来ました。当初の予定では1匹だけ迎え入れる予定だったんですが……」