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知らないと怖いエスカレーターのマナー 下りで躊躇しがちな荷物の置き場所 やりがちな“NG”行動とは
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旅行や帰省のシーズンは、大きなスーツケースを持って移動することが多いですよね。空港やターミナル駅でエスカレーターを利用する機会が増えるなか、荷物によって思わぬ事故につながることもあります。荷物を持ってエスカレーターに乗るとき、知っておくべき“NG”行動やマナーはあるのでしょうか。空港職員さんに、エスカレーターを安全に利用するための注意点について伺いました。
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上りと下りで荷物の置き場所が異なる?
空港内ではまず、大きな荷物やスーツケースを複数お持ちのお客様には、エレベーターをご利用いただくようお願いしています。
スーツケースや荷物を持ってエスカレーターを利用する際は、常に手すりに掴まって、荷物をしっかりと持つことができるようにしてください。利用中にバランスを崩したり、思わぬ原因での急停止やほかの利用者との接触により、転倒したりするおそれがあります。万が一に対応できるよう、安定した姿勢を保ち、荷物から手を離さないことが重要です。
エスカレーター利用中に荷物がぐらついたとき、その荷物を真っ先に、かつ簡単に止められるのは荷物の持ち主自身です。そのため、荷物の置き方にも注意しましょう。上りと下りで、荷物の置く位置が異なります。上りでは自分の前、下りでは自分の後ろに置くようにしましょう。万が一、何かあった際も、荷物をご自身で支えやすくなります。
荷物は、上りの場合は自身が乗るよりも前の段に置きやすい一方で、下りの場合は自分の後ろの段に置くことを躊躇する人も多くみられます。その場合は、ご自身の横に置いてかまいません。
いずれの場合でも、エスカレーターの利用時に荷物から手を放すことなく、かつ手すりに掴まっていることができるようにしましょう。
エスカレーターが禁止されているものも
ベビーカーや手荷物カートのエスカレーターでの利用は、禁止となっています。ベビーカーをたたんでいる場合でも、転倒や転落で子どもがけがをするだけでなく、ほかの利用者にも危険が及ぶ可能性がありますので、安全面からもエレベーターを利用するようにしましょう。
混雑している時間帯は、周囲の人との接触に注意が必要です。マナーを守って、安全で快適な空港の利用を心がけましょう。
(Hint-Pot編集部)
