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「イタリア人はどこでもしゃべっているしね」 初訪日で感じた母国との違い 電車内で見かけた驚きの光景とは
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清潔で秩序がある日本の公共空間は、海外でも注目を集めています。その落ち着いた雰囲気は、多くの外国人旅行者に、感動や驚きをもたらすことも。初めて日本を訪れたイタリアから来たカップルも、日本人のある特徴に衝撃を受けたといいます。それはいったい、どんなことなのでしょうか。
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魅力あふれる日本 「食事はとても大事だよ」
イタリア・フィレンツェ出身のロレンソさんとマルティーナさん。ふたりとも今回が初めての訪日で、東京のほか富士山、京都、大阪、広島・宮島をめぐる予定です。
「以前からとても魅力を感じていたの」と語るマルティーナさんの横で、ロレンソさんもうなずき「文化や歴史、それに最先端のテクノロジーにもね」と同意しました。
まだ到着して1日しか経っていないふたりですが、すでに多くの日本食を満喫している様子。ロレンソさんは「僕たちはイタリア人だからね。来るきっかけとして食事はとても大事だよ」と茶目っ気たっぷりに食の重要さをつけ加えました。
「日本人はとても静かよね!」
まだ到着からまもないものの、ふたりはすでに、さまざまな面で日本らしさを感じているようです。
「日本人はとても静かよね!」というマルティーナさん。すると、ロレンソさんも笑いながら「僕らイタリア人はどこでも本当にうるさいから(笑)」と自国との違いをオープンに話し、こう続けます。
「そうそう、どこでもしゃべっているしね。日本人は電車の中でみんなスマートフォンを見ていて、全然話していないもの」
このような背景には、日本に根付く公共マナーがあります。電車やバスでは携帯電話をマナーモードに設定し、通話を控えることが推奨され、多くの路線では「通話禁止」の案内も掲示されています。一方、海外では、公共交通機関内でもとくに規制のない国が多く、車内で通話をする姿もよく見られます。
母国とは異なる意外な静けさに驚いたふたりですが、それも日本らしい魅力のひとつ。日本にはこのほかにも、さまざまな文化や習慣があります。残りの滞在中も、新しい発見を楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
