子どもの純粋で予想外の行動には、思わずハッとさせられることもあるでしょう。X（ツイッター）では、9歳の男の子の行動に、多くの人が心を打たれています。買ってもらったお菓子を予想外の方法で楽しむ様子に、4.5万件もの“いいね”が。投稿者のパナ子（@hGGvJf2U2mZ6Cn6）さんに詳しいお話を伺いました。

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「食べるのがもったいなくて」　息子の優しい心遣いが生んだアート

　パナ子さんは、2人の息子を育てるお母さんです。ある日、子どもたちと一緒にスーパーマーケットに行った際、夏休みということもあり特別な“お楽しみ”として「1個ずつ好きなお菓子を選んで良いよ」と声をかけました。そのときの出来事を、こう綴っています。

「昨日スーパーで兄弟に『1個ずつ好きなお菓子を選んで良いよ』と言ったら、繊細ロマンチックな9才はミルクキャラメルを選んだのだけれど、丸1日経った今日まだひと粒も食べていないことが判明。『なんか俺、食べるのがもったいなくて、まず絵を描いた』なんつーか、思考が非常に繊細ロマンチック!!!!!」

　コメントとともに投稿された写真には、森永製菓の「ミルクキャラメル」の箱と、それを手描きで忠実に模写したイラストが並んでいます。黒いペンで、パッケージのデザインの細かなところまで丁寧にスケッチ。息子さんの喜びが伝わってくる、なんとも心温まる素敵なイラストです。

　投稿は大きな反響を呼び、4.5万件もの”いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「見た目も気持ちも、全部大切にしたくなる……素敵ですね」「『絵がお上手ですね』と息子さんにお伝えください」「ミルクキャラメルが惜しくてなかなか召し上がらない……なんと昭和チックに堅実なお子様」「この子は偉大になる予感……」などの声が寄せられています。