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真夏の洗濯 日差しが強すぎて服が傷むのは本当? ベストな干し時間とは プロが解説
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真夏に衣類を外に干す際に、日差しが強すぎて衣類が傷むのではないかと心配になることもあります。その一方で、乾きやすさや衛生面から、外干しをしたいという人は多いでしょう。お気に入りの服を、強い日差しによるダメージから守るためにはどうすればいいのでしょうか。洗剤メーカーの株式会社ハッシュ代表取締役で、生活に役立つ洗濯法を発信している浅川ふみさんに伺いました。
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真夏の日中は2~3時間を目安に
太陽の力で衣類が早く乾く天日干しには、紫外線による自然の抗菌作用があり、洗濯物に付着した雑菌を減らす効果が期待できます。しかし、紫外線が強すぎると色柄物の色あせや、天然素材の繊維劣化、白い衣類の黄ばみを引き起こしやすいという欠点も。
浅川さんによると、とくに紫外線が強くなる真夏の日中、午前11時~午後2時の時間帯に干す場合は、2~3時間を目安に干すのがベストだそうです。それ以上、長時間干してしまうと、生地が傷んだり、色落ちしたりする可能性があるため注意しましょう。
また、干し方にもポイントがあります。
○衣類を裏返して干す
○陰干しや半日陰干しを選ぶ
○風通しの良い場所に短時間干してから室内で仕上げ乾燥する
これらの工夫を取り入れることで、強い日差しによるダメージを抑えつつ、衣類をしっかり乾かすことができるそうです。暑い夏の日差しに負けないよう、ちょっとした気配りでお気に入りの衣類を守りましょう。
◇浅川ふみ(あさかわ・ふみ)
品川区大井町の老舗クリーニング店の3代目として家業を継ぎ、2008年に洗剤メーカー・株式会社ハッシュを設立。環境に優しい洗濯文化の普及を目指し、研究拠点「ハッシュ ラボ」を立ち上げ、生活に役立つ洗濯法を発信している。東京都大田区中小企業新製品コンクール受賞歴あり。
品川区大井町の老舗クリーニング店の3代目として家業を継ぎ、2008年に洗剤メーカー・株式会社ハッシュを設立。環境に優しい洗濯文化の普及を目指し、研究拠点「ハッシュ ラボ」を立ち上げ、生活に役立つ洗濯法を発信している。東京都大田区中小企業新製品コンクール受賞歴あり。
(Hint-Pot編集部)