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洗濯後にフタはどうするべき? カビが生えやすくなるやってはいけない習慣とは 掃除のプロが解説
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教えてくれた人:伊藤 まき
洗濯機を回し終わったあと、フタはどうしていますか? 洗濯をしたらワカメのようなゴミがついていた、洗濯したはずなのになぜか臭う――そうした原因は、洗濯後の行動に問題があるのかもしれません。洗濯機にカビを生えにくくする習慣について、掃除のプロで整理収納アドバイザーの伊藤まきさんに伺いました。
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湿度の高い夏は、洗濯槽がカビやすくなる
洗濯後は、洗濯槽内部に水分が残っています。扉を閉めたままにしておくと、湿気の逃げ場がなくなり、カビや雑菌が繁殖しやすくなってしまうもの。
洗濯後はフタを開け、洗濯槽や内部をしっかり乾かすようにしましょう。そうすることで、内部の湿気を逃がし、乾燥させることが大切です。
このとき、ゴミ取りネットをはずし、溜まった糸クズなどを取り除いておくことも忘れずに。塊になった糸クズを放置してしまうと、内部にカビや雑菌が繁殖し、洗濯槽内にカビをまき散らす原因になってしまうことがあります。
また、見落としがちなのが、洗剤や漂白剤を入れるポケットのフタ。忘れずに開けておくようにしましょう。薬剤がくっついてベタついているようであれば、水を流して汚れを落としてから乾かしてください。
洗濯機そのものに洗濯槽を乾燥させる機能がついているようであれば、それを使用するのも手。ただし、思っている以上に時間がかかるので、フタを開けて自然乾燥させておいても変わらないことがあります。
可能であれば、月に1度は洗濯槽のクリーニングを。特別な薬剤を使わなくても、水を張ってから衣類用の塩素系漂白剤に浸け置きするだけでもOKです。
注意してほしいのは、ドラム式洗濯機の場合です。ドラム式洗濯機には基本的に洗濯槽内部を乾燥させる機能がついているので、扉を開け放しておく必要はありません。扉を開けておくと、小さな子どもやペットがドラム式洗濯機に入り込んで出られなくなる事故が起きることがあります。洗濯後は必ずフタを閉め、不慮の事故から家族を守りましょう。
(和栗 恵)