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「何これ? なんだこの形」 フランス人が日本の伝統的飲み物に初挑戦 予想外の連続に「不思議に見えるよね」と反響
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日本には、海外にはない独特な食べ物や飲み物がたくさんあります。日常的に親しまれているもののなかには、外国人からすると、まったく予想がつかない仕組みや味わいを持つものも。YouTubeチャンネル「天然彼女エヴァちゃん」を運営する、日本人のりゅうさんとフランス人のエヴァさんカップル。エヴァさんが生まれて初めてラムネに挑戦する様子が、大きな注目を集めています。
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「何これ? なんだこの形」から始まった初挑戦
「ラムネでのミスすべて踏んでいくフランス彼女」とのコメントを添えて投稿されたショート動画は、りゅうさんがエヴァさんに向かって放ったひと言から始まります。「これ飲んだことある?」と差し出したのは、瓶に入ったラムネでした。
「何これ? なんだこの形」と、目を丸くするエヴァさん。りゅうさんは一切ヒントを与えず、「自分の思うように開けてみて」と促しました。しかし、玉押しの使い方から飲み方まで、すべてが手探り状態。エヴァさんは、ラムネの“あるある”な失敗をコンプリートしてしまうのでした。
動画には、1.4万件もの“いいね”が集まりました。コメント欄には「素直でいいね」「ラムネの開け方は日本人でも難しいから、エヴァちゃんには不思議に見えるよね」「見ているこっちまでなんだかほっこりするよ」「もう所作の一つひとつがかわいい」などの声が寄せられています。
高校生の頃から抱いていた日本への憧れ
エヴァさんが日本文化に強く惹かれたのは、高校生の頃。お寺や神社、アニメといった魅力に触れ、「いつか日本に住みたい」と思うようになりました。その思いを胸に、高校3年生のとき、初めて日本を訪れます。
そして、3年前から日本語の勉強を始め、本格的に日本での生活をスタート。今では流暢な日本語を操りますが、「当時は『こんにちは』と自己紹介くらいしか言えませんでした」と振り返ります。
その後、言語サークルでりゅうさんと出会い、交際に発展。今ではりゅうさんとともに、日本の多彩でリアルな生活を楽しんでいます。
「フランスのワインのコルク栓や手紙の文化のよう」
そんなエヴァさんですが、ラムネに初挑戦したときは、なぜ日本で親しまれているのかわからなかったといいます。
「すべてがシンプルで効率的に変わっていくこの世の中で、なぜこんなに複雑で難しいものがまだあるのか、また好まれるのか、最初は理解できませんでした。ですが、ビー玉のポンと弾ける音や瓶の中で転がる感覚で、五感を使って楽しめるものだと理解しました。考えてみれば、フランスのワインのコルク栓や手紙の文化のように、効率化しないことで感じる美しさがあることを思い出しました。ラムネにもその美しさがあります」
現在は「ラムネの開け方や飲み方にはすっかり慣れ、もうひとりでできます」というエヴァさん。味についても「ラムネの味は特別で、フランスにはなかなかない味です。でも、なぜか懐かしさを感じるような感覚がありました」と、独特の魅力を感じているようです。
エヴァさんの言葉からは、ラムネという日本独特の飲み物を通じて、効率性だけでは測れない日本文化の奥深さを感じ取った様子が伝わってきます。日本文化を楽しむりゅうさんとエヴァさんの微笑ましい様子は、TikTok(waraeva114)やインスタグラム(eva.chan114)でも見ることができますよ。
(Hint-Pot編集部)