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【万博】「それは嫌かも」 オランダ人スタッフが困った日本の酷暑 「あるといいな」と愛用し始めた暑さ対策グッズとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

オランダパビリオンで働くナンドさん【写真:Hint-Pot編集部】
オランダパビリオンで働くナンドさん【写真:Hint-Pot編集部】

 2025年大阪・関西万博の会期も、残すところ1か月余り。連日多くの来場者でにぎわう万博会場では、外国人スタッフが活躍しています。日本でも愛される「ミッフィー」をキッズアンバサダーとして掲げ、持続可能な未来への取り組みを展示するオランダパビリオンで働くナンドさん。今年は日本の厳しい暑さに直面し、母国ではあまり見かけない暑さ対策アイテムに助けられているそうです。いったい、何を愛用しているのでしょうか。

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3度目の日本で初めて体験した酷暑

 オランダ出身のナンドさんは、大学の4年間で日本語を学びました。在学中には1年間、長崎大学へ留学した経験もあるそうです。

 3度目の訪日である今回は、万博スタッフとして日本に滞在。日本文化への理解が深く、母国とのギャップもあまり感じていないといいます。

 そんなナンドさんが、今回の滞在で最も困惑したのは、想像以上の厳しい暑さでした。

「ヨーロッパはときどき熱波で30度を超えることもあるけれど、オランダの夏の気温は、だいたい20~25度。太陽の日差しがあるから日中に熱くなるのは仕方ないけど、日本は夜でも暑くてじめじめしているから、それは嫌かも。日差しは慣れているけど、四六時中暑いのはちょっと……」

日焼けをするとすぐに赤くなってしまうナンドさん

 顔を少し曇らせたナンドさんにとって、日が沈んでも気温が下がらない蒸し暑さは、予想外の試練に。そこで、今年は初めて、日本で人気の暑熱対策アイテムを購入しました。

「昨年、日本に滞在したときに購入したのは日焼け止めだけだったけど、今年は初めて日傘を買ったんだ。すぐ日焼けをするとすぐに赤くなってしまうタイプだから、日傘があるといいなって感じた」

 近年、日本では、男性が日傘を差すことが一般的になりつつあります。環境省も日傘の使用を推奨しており、猛暑対策や熱中症予防の観点から、男性向けの日傘が数多く販売されるようになりました。デザインも、黒やネイビーなどシンプルで男性が持ちやすいものが増え、UV遮蔽率の高い、機能性重視の商品も豊富にそろっています。

 万博という国際的な舞台で、文化や気候の違いを乗り越えながら、さまざまな背景を持つスタッフが奮闘中です。厳しい暑さが少しでも和らぎ、万博の会場で、多くの人が快適に過ごせるといいですね。

(Hint-Pot編集部)