友達がピンチのとき、助けに行こうとするのは、人間に限ったことではないようです。X（ツイッター）では、いつもと違う場所にぶら下がった“友達”を見つけたねこが話題に。健気な救出作戦が、6.6万件もの“いいね”を集めて話題になっています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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ぬいぐるみの“友達”を必死に助けようとするねこ

「ねこのお友達をお風呂に入れたらめちゃくちゃ文句言ってた挙句に助けにきた。まだ乾いてないよ」

　そんなコメントとともに投稿された写真には、壁際に吊るされたぬいぐるみと、それに向かって手を伸ばすねこが写っています。ぬいぐるみはハンガーにかけられ、乾かされている最中のようです。ねこは後ろ足で立ち上がり、“友達”を助けるような素振りを見せますが、残念なことに手が届いていません。

　この写真がXに投稿されると、6.6万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「“友達”を助けに来るなんて素晴らしいです」「ま、待ってろ！　今、助ける!!　くっ!?　手が届かん！」「必死でかわいいですね」など、健気な姿に心を打たれた人から、多くの声が寄せられています。

救出失敗でふて寝するちくわくん

　愛らしい救出劇の主人公は、1歳の元保護ねこ「ちくわ」くん。ちくわくんにとって、このぬいぐるみは大切な“友達”のようです。

　飼い主さんによると、汚れが気になったぬいぐるみを洗濯し、除湿機から出る風で乾かしていました。いつもと様子が違う“友達”を見て、ちくわくんは救出作戦に至ったようです。しかし、その様子に飼い主さんは「絶妙なバランスで干し方を調整していたので、触らないで～！　と思ってました」と振り返ります。

　ハラハラしながら見守っていた飼い主さん。残念ながら、ちくわくんの必死の救出作戦は、失敗に終わってしまったようです。

「しばらくは洗面所と部屋を行き来していましたが、最終的には諦めて、干し場所の近くの洗濯機の上でふて寝していました」

“友達”を助けられず、悔しさがあったのでしょうか。ちくわくんの純粋な友情と、それを見守る飼い主さんの愛情が感じられる心温まるエピソードに、心がほっこりしますね。

○取材協力：やくまろ（@89maro_neko）さん

（Hint-Pot編集部）