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「暑いのは本当に参る」 エジプト人スタッフが驚いた、猛暑の中での日本人の行動 来日後に変化した習慣とは
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2025年大阪・関西万博の会期も、残すところあと1か月余り。連日多くの来場者でにぎわう万博会場では、各パビリオンで働く外国人スタッフたちが訪問者をもてなしています。ポルトガルパビリオンでスーパーバイザーとして働く、エジプト出身のスースさん。数え切れないほどの訪日経験があるそうですが、今回の滞在で改めて驚いたことがあるといいます。いったい、どんな発見があったのでしょうか。
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日本語堪能なエジプト人スタッフが日本の暑さに“降参”
エジプト出身のスースさんは、大学で日本語を専攻し、フリーランスでエジプト大使館の通訳などを務めてきました。アラビア語のほか、英語、日本語、イタリア語なども堪能だといいます。
これまで、数え切れないほど日本へ来ているというスースさん。今回は万博スタッフとして、日本に長期滞在しています。日本の夏も初体験ではないようですが「暑いのは本当に参る」と苦笑いを浮かべながら、母国との違いを語ります。
「エジプトも暑いけど、湿度が違う。エジプトにも日傘はあるけど使わない。なぜなら外を歩かないから!」
日本に来てからたくさん歩くように
日本文化への理解が深いスースさんですが、改めて驚かされたことがあるそうです。それは、日本人の「歩く」習慣でした。
「エジプトではいつも車に乗るけど、日本に来てとても歩いている。エジプトのときは平均5000歩以下だけど、日本にいるときは1万5000歩くらいだもの。日本人は本当にたくさん歩くよね!」
日本はほかの国と比べて公共交通利用率が高く、日常的な歩数が多い傾向にあるといわれています。とくに都市部では、車よりも電車と徒歩での移動のほうが合理的と考える人が多いようです。日本での長期滞在で、スースさんもよく歩くようになったといいます。
万博という国際的な舞台で、文化や気候の違いを乗り越えながら、さまざまな背景を持つスタッフが奮闘中です。厳しい暑さの中でも、自分なりの楽しみを見つけながら、日本での時間を快適に過ごしてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
