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炊飯器の保温機能 炊きたてごはんの“おいしさの限界”は何時間? 家電量販店が解説

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

炊飯した米の長時間の保温には注意(写真はイメージ)【写真:写真AC】
炊飯した米の長時間の保温には注意(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 厳しい残暑が続いていますが、暦の上では秋になり、新米がおいしい季節です。そんな米をおいしく食べられるよう、便利な機能が搭載されているのが現代の炊飯器。ただし、使い方を誤ると、おいしさを損なってしまう場合もあります。家電量販店のエディオンは公式TikTokアカウント(edion_pr)で、保温機能の正しい使い方を解説。どんなことに気をつければ良いのでしょうか。

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便利な保温機能にも落とし穴が 長時間の使用は要注意

 炊きたての温かいごはんをいつでも食べられる、炊飯器の保温機能。多くの家庭で活用されている便利な機能ですが、思わぬ落とし穴があることを、同店のスタッフが動画で詳しく説明しています。

 メーカーによって、推奨される保温時間はさまざまではあるものの、同社は「一般的な炊飯器だと保温は5~6時間までがおいしさの限界」と解説。それ以上保温を続けていると、ごはんがパサついたり、黄ばんだりする場合があるようです。

 また、長期間の保温機能の使用で問題となるのは、味の劣化だけではありません。同社によると、炊飯器の中は「食中毒の原因になるバチルス菌が繁殖しやすい環境」なのだそうです。

 バチルス菌は米に含まれている細菌で、熱に強い特性を持っています。一般的な炊飯器の保温機能は、細菌が繁殖しにくい約60~75度に設定されていますが、保温し続けると繁殖する可能性もあるといわれています。菌が発生すると、ごはんから腐敗臭がすることも。見た目に問題がなくても、長時間の保温で食中毒のリスクを高めてしまうのです。

 米が炊けたら保温したままにせず、ラップなどに包んでなるべく早く冷まし、冷凍庫で保存しましょう。ごはんの水分を逃がすことなく、おいしさを長期間キープすることが期待できます。

 便利な機能は適切に使ってこそ、その真価を発揮できるのかもしれません。炊飯器を正しく使って、おいしいごはんを楽しみたいですね。

(Hint-Pot編集部)