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「シンデレラフィットってこのこと」 赤い月がスカイツリーにピタリ 絶妙すぎる皆既月食写真が話題

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

父の影響で始めた天体写真 今では“見せあいっこ”するほど

2018年にスカイツリー前で3時間半、5分おきに撮影した皆既月食【写真提供:reonides(@reonides)さん】
2018年にスカイツリー前で3時間半、5分おきに撮影した皆既月食【写真提供:reonides(@reonides)さん】

 最も難しかったのは、月とスカイツリーと撮影位置の絶妙なバランス。「おそらく私の撮影位置より1歩後ろだと月の下面がもう少し見えてタワーと月がちょうど良く重なったのではないかと思いますが、グングン月も動いていくので『このあたりでいいや!』と撮影したら『ちょっと食い込んだ』感じになってしまいました」と話します。

 そんなreonidesさんが天体写真を始めたきっかけは、お父様の存在でした。

「父親が天体写真を撮っていて、当時はフィルムでしたがヘールボップ彗星の写真がすごく印象に残っていました。就職して最初のボーナスで一眼レフを購入し、自分もデジタルで撮り始めました。今では遠く離れた父と同じ星空の元で、いろいろな天文現象を撮影しては見せあいっこしています(笑)」

 天文現象の撮影では、「その場ですぐスマホに取り込んでアップロードすることを心がけている」そう。今回も素早く投稿したことで、多くの人の目に触れることにつながったと分析しています。

「桃に見える」「たこ焼き」多彩な反響に感心

富士山と天の川を撮っていたら、人生最大級の火球が【写真提供:reonides(@reonides)さん】
富士山と天の川を撮っていたら、人生最大級の火球が【写真提供:reonides(@reonides)さん】

 今回の写真は、食い込んだ感じがちょうど良かったのか、さまざまなものに例えるリプライがたくさん届きました。想像力豊かなコメントの数々にreonidesさんは感激したといいます。

「『桃に見える』とか、『たこ焼き』『いくら』『魔法の杖』『リンゴ飴』『けん玉』『ティーの上のゴルフボール』などたくさんのコメントをいただきました。とくに『逆さになった線香花火の終わり』とコメントは、センスあるなぁと感心しました」

 次に日本全国で見られる皆既月食は、半年後の2026年3月3日。今回は深夜から早朝にかけての観測でしたが、次回は午後8時台と予想されており、比較的に観察しやすい時間帯のようです。どんな光景が見られるか、楽しみですね。

(Hint-Pot編集部)