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「ほとんど食事ができていない」 アメリカ人に不評で日本人添乗員はびっくり 意外に人気がない日本食メニューとは
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寿司、天ぷら、すき焼きといった日本料理は世界的に人気が高く、多くの観光客が“本場”の味を求めて日本にやってきます。旅アドバイザー&トラベルライターのAnaさんが添乗員として携わったインバウンドツアーでも、豪華な食事が用意されていました。しかし実際は、日本人には人気の名物料理に、外国人観光客が思わぬ反応を示すことがあったそう。今回は「日本のグルメで意外に人気がなくて驚いたもの」についてのエピソードを紹介します。
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日本人にとってはごちそうなのに…
日本のグルメは、外国人観光客にとって旅の大きな楽しみのひとつです。ツアー中の食事も「日本らしい料理」や「ご当地メニュー」を積極的に取り入れており、日本人にとっても特別感のある贅沢なごちそうばかり。私自身も毎回「豪華な食事だなぁ」と感激していました。
ところが、意外にも受け入れられなかった料理がありました。
あるアメリカ人団体客が名古屋に滞在した際の夕食は、ご当地名物のひつまぶし。炭火で丁寧に焼き上げたできたてを提供してくれる人気店で、個人客のテーブルは常に満席でした。
ただ、食事が始まって30分もしないうちに、お客様のほとんどが箸を置いて、すでに食事を終えている状態。よく見ると、完食した人は半分にも満たず、かなりの量が残っていました。
私は仕事柄、遅く食べ始めて早く食べ終えなければならないため、早食い状態で食事をすることが多いです。そんななかでも“本場”のウナギをしっかり味わいたい! と、夢中で食べていたのに……。

あとで話を聞いてみると「タレの味が濃すぎて、強すぎる」との声が多かったのです。日本人にとって、甘辛いタレはごはんが進む味付けですが、アメリカ人にはなじみがなく、あまり口に合わなかったようでした。また、ひつまぶし特有の、だしをかけてお茶漬けのように食べるという食べ方も、あまりピンと来なかったようです。
