便利だからといって、スマートフォンケースの中に、SuicaなどのICカードを入れている人は多いのではないでしょうか。しかし、このなにげない行動が、思わぬトラブルを招く可能性もあるようです。家電量販店のエディオンは公式TikTokアカウント（edion_pr）で、iPhoneの裏にICカードを入れることについて注意喚起し、話題を呼んでいます。

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NFCがICチップに干渉してカードが反応不良に

「iPhoneの裏にICカード入れるの、気をつけて」

　そんな呼びかけから始まる動画で、スタッフは、iPhoneとICカードを一緒に持つ際の注意点を解説しています。

　それによると「iPhoneにはNFC（Near Field Communication）という、かざすだけで支払いができる機能がついていて、SuicaやICOCAなどのICチップと干渉してしまうんです」とのこと。

　さらに、深刻なケースとして「ひどい場合はカードが反応しなくなって再発行になるケースもあります！　なので、基本的にはiPhoneの裏に入れないほうが安全です！」と警告。普段なにげなくやっていることが、ICカードの機能に影響を与える可能性があることを明かしています。

「一緒に持ち歩けるの便利やったのに～」という声に対して、スタッフは実用的な解決策も紹介。「スマホとカードの間に挟むだけで、干渉を防いでいつも通り使えるように」なるという、磁気干渉防止シートの使用が効果的だといいます。数百円から購入でき、Suicaだけでなく、ほかのICカードでも同じように使えるのだとか。

　ただし、注意点もあり「防止シートを使ってもカードを重ねて2枚入れると反応が悪くなることがあるので、基本は1枚だけにしてください」とつけ加えています。

　スマホの普及で生活は便利になっていますが、こうした電子機器同士の干渉問題は、意外に身近なところに潜んでいるもの。便利さを求めるあまり、思わぬトラブルに見舞われないよう注意が必要です。

（Hint-Pot編集部）