訪れる人を魅了する多彩な日本文化。多くの外国人観光客が、その魅力に引かれてやってきます。初来日のイタリア人女性は旅をするなかで、言葉の壁を感じさせない日本人の温かさに、心を動かされたそうです。感動したのはいったい、どのような場面だったのでしょうか。

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いつでも笑顔の日本人に感心

　イタリア北部の都市・ミラノから来日したアレクサンドラさん。初めての日本旅行で、大阪や京都、金沢、高山、東京を2週間かけてめぐりました。

「イタリアとは何もかもが違うので、来てみたかったんです。長い歴史があって、独自の文化があります。訪れた街それぞれの特色が違って、同じような街並みがありませんでした。素晴らしかったです」

　関西の活気あふれる大阪、古都の風情が残る京都、北陸の城下町・金沢、飛騨の小京都と呼ばれる高山、そして多彩な文化があふれる東京。それぞれの街が持つ個性に魅了されたといいます。

　そんなアレクサンドラさんが、とくに印象深かったと語るのは、日本人の笑顔でした。

「どこでも人が笑顔で、怒りとか不機嫌とか、ネガティブな感情を出さないでしょう？　全然見なかった。言葉の壁は正直あったけれど、旅をするうえでは問題にはならなかったですね」

　訪れる先々で出会った日本人が、いつも笑顔で接してくれたことが心に残っているというアレクサンドラさん。言葉が通じなくても、その穏やかな表情や振る舞いが、旅を円滑にしてくれたようです。

（Hint-Pot編集部）