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「こうした発想に触れておくだけでも役に立つ」 LANケーブルの意外な活用方法 警視庁が「身近な防災術」を伝授
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災害時の備えとして、防災術は身につけておきたいもの。いざというときに医療用の担架がない場合は、身近なものを使って代用することができるといいます。警視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)では、あるアイテムを使ったテクニックを紹介しています。
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災害は突然やってくる 職場での緊急事態に備える知恵
災害が起きたとき、けが人を安全に搬送する必要が生じることもあります。けがをした人の体を安定させ、二次的な損傷を防ぎながら安全に移動するためには、担架があると安心です。しかし、職場などに備わっているとは限りません。
そこで同課は、「身近な防災術」として、LANケーブルとモップの柄2本を使った担架の制作過程を紹介。身近な材料でも、工夫しだいで緊急時の応急的な搬送に活用できるようです。
【方法】
1. LANケーブル(複数本)と、モップの柄やほうきなどの長い棒状のものを用意する
2. 「前へならえ」をした両腕に、LANケーブルを8の字に巻いていく
3. 最後まで巻いたらモップの柄を両手で握る
4. 腕に巻きつけたLANケーブルをモップの柄に移動させる
5. LANケーブルを均等にならしたら簡易担架の完成
実際の災害時は、安全を最優先に行動し、適切な救助を要請することが重要です。簡易担架の活用法は、応急的な搬送手段として覚えておくといいでしょう。
返信(リプライ)や引用リポストには「そのときすぐできるかどうかわからないが、知らないより知っておいたほうがいいと思います」「LANケーブルって丈夫なんだなぁ」「災害という非日常の事態で必要なことを行うために、日常の中でこうした発想に触れておくだけでも役に立つ」といった声が寄せられています。
(Hint-Pot編集部)