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災害時にも使える スーツケースの有効な活用法に反響 「おもしろいアイデア」
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非常用持ち出し袋の準備はしてありますか? 災害直後に持ち出しやすい必要最低限のものを揃えたリュック型のほかに、長期化しやすい避難所生活に備えた準備もしておくと、万が一というときに役に立ちます。その際、一式を入れておくのに便利なのが、旅行時などに大活躍するキャスター付きのスーツケース。普段は使わない人も多く、中身が空のまま収納している人も多いでしょう。そこで、警視庁警備災害対策課の公式ツイッターアカウント(@MPD_bousai)で「省スペースな防災アイデア」が紹介され話題になっています。
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収納例も紹介 保存食、保存水、衣類、用具・道具類、衛生用品
警視庁警備災害対策課の公式ツイッターが画像付きで紹介したのは、空のスーツケースに防災用品を入れるという方法です。「『いざ』というときにそのまま持ち出せますし、キャスターが付いているので持ち運びにも便利です」と説明しており、「押し入れの奥に眠っている? そんなスーツケースの活用方法としていかがでしょうか?」と提案しています。
収納例として紹介されているのは、以下の通りです。
・保存食
・保存水
・衣類
・用具・道具類
・衛生用品(体拭きシート、ウェットティッシュ、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、マスク、歯ブラシ、アルコール消毒液、ハンドソープ、エチケット袋、ゴム手袋など)
用具・道具類の具体例として紹介されているのは、常備薬や絆創膏、包帯、体温計などの「救急セット」、モバイルバッテリーやスマートフォン充電器、ラジオ、乾電池、懐中電灯などの「電気関係」、そのほかのものとして、筆記用具、食品用ラップ、アルミホイル、ウォータータンク、レジャーシート、エアマット、軍手、ビニール袋、雨衣、スリッパ、アイマスク、耳栓などです。
衣類に関しては「いろいろな使い方ができるのでおすすめです」と、風呂敷でまとめる方法を紹介しています。また、保存食は段ボールに、ほかのアイテムはメッシュポーチなどにまとめられており、いざ使うとなったときも取り出しやすく、中身が管理しやすいように工夫されているのもポイントでしょう。
投稿は反響を呼び、2500件近い“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「おもしろいアイデアですね。さっそく実行してみます」「参考にさせていただきます」「旅行でも避難時でも使う『衛生用品』『衣類』『救急セット』を入れるのは良案ですね」との声が寄せられています。
スーツケースはリュックに比べて収納力が高いため、中身をそろえる際は長期の避難生活にあったら便利なものを考えて入れるといいでしょう。かさばりがちな生理用ナプキンやおむつ、後回しになってしまいがちなスキンケア用品なども、試供品でいいので入れておくと役立ちそうです。
備えあれば憂いなし。空のスーツケースを活用する意味でも、有効なアイデアと言えるでしょう。
(Hint-Pot編集部)