失恋で落ち込む孫娘を励まそうと、祖母が見せてくれた一冊の小さな手帳。そこには12年前に他界した祖父が、病室で祖母に宛てて書いた長文のメッセージが綴られていました。読んだ瞬間「涙が止まらなくなった」という、人生の最期に愛する人へ遺した言葉とは。投稿者の女性に詳しい話を聞きました。

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失恋で落ち込む孫娘を励まそうと、祖母が見せてくれた大切な手紙に涙

「私だけに見せてあげるっておばあちゃんが　12年前に他界したじぃちゃんが病棟で
書いたと思われるおばあちゃんに向けての手紙　見せてくれた
小さい手帳に長文がずらっと書かれてたんやけど　最後の言葉に涙止まらんくて、、、
こんな人と出会うのももちろんやけど　こんなに愛してもらえるひとになるのもすごいなって　ドラマに存在せーへん文章とおもってた　何回読んでも泣ける」

　先月26日、SNS上に投稿された1枚の写真。そこには、病床の祖父が祖母に宛てた感謝の思いが長文でびっしりと綴られています。

「長い間ありがとう、又生まれかわっても貴女と結婚したいと思います　15才から今まで何もしてやれなかった私ですが、私は生まれ変わっても貴女に合いたいです」「愛する道子へ　私の一生は最高でした　道子に合えて――」

　メモ帳に記された直筆の思いにネット上では、「素敵……愛って素晴らしいですね」「涙出ちゃった、こんな深く想い想われるなんて」「どうしよう、電車の中　涙が溢れて困ってる」「めちゃくちゃ泣いてしまった…」「素敵なお祖父様ですね」「涙します。素晴らしい物を見せて頂きました」「素敵なご夫婦だったんですね。来世も一緒になれるように祈ってしまいます」「私がもらったわけじゃないのに、胸がギューってなりました」と、感動の声が広がっています。

　投稿者は27歳女性会社員の__33mlsq（__33mlsq）さん。長年お付き合いしていた人とのつらい別れを経験し、心が沈んでいた時期に失恋話を聞いてもらっていたところ、祖母から大切に保管していたモ帳を見せてもらったと振り返ります。

「祖母は祖父と15歳の時から一緒で、たくさんいろんなことがあり、それを乗り越えてきたと聞いてました。それでも、最後にはこんな風に思ってくれる男性がいる、もしくはこんな風に思ってくれるような女性になりなさいという祖母からの思いだったのかなと捉えています」

　病棟で書かれたと思われるその手紙。ページをめくり、最後の言葉にたどり着いた瞬間、涙が止まらなくなったと投稿者。「こんなに反響があるとは思わず、素直な気持ちを投稿したところ、とても感謝され、コメントしてくださる方ほとんどの方が涙しましたと言っていただき、自分でもとてもびっくりしました」と投稿の反響を口にします。

　15歳から一緒に歩み、最期まで変わらぬ愛を貫いた夫婦の物語。小さな手帳に綴られた言葉は、時を超えて多くの人の心に深く響いています。

（Hint-Pot編集部／クロスメディアチーム）