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「おまじないをかけ続けた」 中村江里子さんが貫いた子育ての信念 授乳中でも「絶対にしない」と意識していたこととは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

子育て方針を語った中村江里子さん(スクリーンショット)
子育て方針を語った中村江里子さん(スクリーンショット)

 子どもと過ごしているときに、スマートフォンを操作したり、家事をしたりなど、“ながら”で接してしまう場面は少なくありません。フリーアナウンサーの中村江里子さんには、3人の子どもを育てるなかで「これは絶対にしない」と決めていたことがあるといいます。自身のYouTubeチャンネル「中村江里子のフランス暮らし」で教育方針について語る姿に、称賛の声が上がっています。

 ◇ ◇ ◇

“ながら”は絶対にしない

 フランス人の夫、シャルル・エドゥアール・バルトさんと結婚し、長女と長男、次女に恵まれた中村さん。チャンネル視聴者からの質問を受け、フランスでの妊娠や出産、育児について語りました。

 今回の動画では、子どもとの向き合い方や教育方針について質問を受けた中村さん。真っ先に挙げたのは「ちゃんと話すときはその子にだけ向き合う。ほかのことはしない」という考えでした。

 その具体例として、「授乳中は一切ほかのことをしなかった。この子の顔だけを見て『たくさん飲んで、元気に育ってね』とおまじないを、ひたすら3人ともやり続けた」と告白。スマートフォンが普及し始めた2人目、3人目の子育てでも「メッセージを打ちながらでも(授乳は)できるけれど、絶対に“ながら”はしないと決めていた」と振り返りました。

 さらに「最近は子どもたちも大きくなったから、私が何かをしながら話を聞くこともある。でも、ある程度の年齢までは、絶対に“ながら”をしないことを意識していた」と強調。「何かをしているときに話しかけられたら『ごめん、これを終わらせたら聞くね』と伝えていた」そうで、幼い時期ほど、真正面から子どもに向き合う姿勢を大切にしてきたことを明かしました。

褒め方・叱り方も「説明する」スタイル

 また、中村さんには、褒め方や叱り方についても信念がありました。自身は幼少期、両親から頭ごなしに叱られた記憶がなく、代わりに「なぜそれがいけないのか」を説明されてきたといいます。その経験から「私も頭ごなしに怒る方法がわからなかった」と明かしました。

 そのため「これはダメなんだよ、なぜならばこうするとこうなるから」というように、淡々と理由を伝えるスタイルを貫いたそうです。一方で、シャルルさんからは「そんな小さい声では効果がない」と言われることもあり、教育方針の違いから「だいたいそのあたりから、けんかも増えてくる」と振り返りました。

 しかし、中村さんは「大きな声で言われると、子どもは萎縮してしまい、何が悪いのかを理解できない。もちろんその場は収まるけれど、また繰り返すと思った」と語り、子どもたちには説明して納得させることを重視してきたようです。

 動画のコメント欄には「子どもとの接し方は見習わないとなと強く感じました。私はつい“ながら”で話を聞いてしまうので」「何事にも信念のある方なんだなと改めて思いました」「江里子さんの愛情深い子育て、本当にためになります」といった称賛の声が寄せられています。

(Hint-Pot編集部)