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「それって本当なの?」「ロンドンやスペインだったら絶対できない」 外国人が衝撃 日本の治安の良さを感じた瞬間とは
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世界的に高く評価されている、日本の治安の良さ。街中で財布を落としても戻ってくる、夜道を安心して歩けるといった日本人には当たり前の光景も、外国人観光客にとっては驚きの連続のようです。スペイン、イギリス、オーストラリアから日本を訪れた旅行者たちは滞在中、どのような場面で日本の安全性を実感したのでしょうか。
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“都市伝説”に半信半疑
○「それって本当なの?」 スペイン人が日本の治安の良さに衝撃 海外ではあり得ないこととは
スペイン出身で、現在はイギリス・ロンドンで暮らしているアナさんとクワイメさん。初めての日本について、アナさんは「日本は安全」と感激した様子。するとクワイメさんが、海外で「よくいわれている」という日本の“都市伝説”を披露します。
「日本ではスマートフォンをなくしても、交番とかに行けば届いているって」
海外では考えられないような話に、怪訝そうな表情を浮かべたアナさんは、「それって本当なの?」と半信半疑の様子です。
警視庁の統計によると、2024年に東京都内で届けられた拾得物は約440万件。そのうち携帯電話類は約15万件届き、約12万件が返還されたようです。こうした数字からも、日本の治安の高さと市民の誠実さがうかがえるでしょう。
荷物を置きっぱなしにしても盗まれない

○「こんなこと、ロンドンやスペインだったら絶対できない」 イギリス在住のスペイン人が日本を称賛 治安の良さを実感した瞬間とは
スペイン生まれで、現在はイギリス・ロンドン在住のデイビッドさん。東京に滞在中、銀座4丁目の交差点で、写真や動画の撮影をしていたそうです。このとき、デイビッドさんは自分の荷物を地面に置いたまま、夢中になって撮影をしていました。そこで気づいたのが、日本の治安の良さだったといいます。
「こんなこと、ロンドンやスペインだったら絶対できない。どっちかというとロンドンのほうがヤバイけれど(笑)。東京では、荷物を置いていても誰も盗らない!」
外務省の英国安全対策基礎データによると、「2023年に警察に報告のあったイングランド及びウェールズにおける犯罪の総数は約549万件であり、これは日本の2023年の刑法犯総数の7.8倍になります」とのこと。スリや置き引きといった盗難が多く、所持品を常に体から離さないことや、バッグ類はファスナーなどを必ず閉じて、体の正面で持つよう注意喚起されています。
それだけに、デイビッドさんは、日本では必要以上に警戒することなく過ごせると感じたようです。
