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「軽い気持ちでもグサッとくる」 葬儀での禁句 遺族への配慮に欠ける質問とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

葬儀の際に、遺族に対してしてはいけない質問とは(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
葬儀の際に、遺族に対してしてはいけない質問とは(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 葬儀の場で悲しみに暮れる遺族に対し、どのような言葉をかけるべきか迷う人は多いでしょう。遺族へのなにげないひと言が、深い傷を与えてしまうこともあります。神奈川県の葬儀社・杉浦本店は、公式TikTokアカウント(sugiurahonten)で「~葬儀社が教える~絶対に聞いてはいけないご遺族へのNG質問」を紹介。遺族を傷つける質問について注意喚起しています。

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軽い気持ちの質問が遺族の心に深い傷を

 同社の動画では「ご愁傷様です」とあいさつをしたあと、つい「亡くなった原因って……」と遺族に尋ねてしまう場面を紹介。実はこの質問、遺族に対して絶対にしてはいけない“NG質問”の代表例なのです。

 故人の死因を尋ねることは、遺族にとって最もつらい記憶を呼び起こすことになりかねません。病気であれ、事故であれ、その経緯を説明することに対する精神的負担は、遺族にとって大きなもの。とくに、突然の別れや複雑な事情がある場合、その苦痛はさらに大きくなるでしょう。

 動画では、ほかにも避けるべき質問として「どこで亡くなったの?」「相続とか大丈夫?」といった内容も挙げられています。

 同社は「聞いている側は軽い気持ちでも、聞かれている側はグサッとくることがある」と警鐘を鳴らします。好奇心や心配から質問をしてしまいがちですが、遺族の心情を最優先に考えましょう。

 動画のコメント欄には「気になるのはわかりますが御法度ですね」「当たり前だよ」といった声が寄せられており、こうしたマナーの重要性を多くの人が認識していることがうかがえます。また、「葬儀社に行っている私でも、えってなる亡くなり方をした方を見てきたから」といった声もあり、実際に驚くような質問をする人がいるようです。

 葬儀の場では、遺族に寄り添い、故人を偲ぶことが何よりも大切です。余計な質問は控え、「お悔やみ申し上げます」「何かお手伝いできることがあれば」といった、遺族の負担にならない言葉をかけることを心がけたいですね。

(Hint-Pot編集部)