カルチャー
オーストラリア人「日本は高いよね」→「ほぼ半額」 訪日でうれしい悲鳴を上げた日本食とは
公開日: / 更新日:

高品質なサービスや、清潔な環境が保たれている日本。その一方で、外食や日用品の価格が、思ったより手頃だと感じる外国人旅行者が多いようです。オーストラリアから訪れた女性も、日本で食事を重ねるなかで、その違いに驚いたといいます。とくに物価の差を感じたという、母国でもなじみのある日本食とはなんだったのでしょうか。
◇ ◇ ◇
21日間で日本各地をめぐる家族旅行
オーストラリアから、パートナーと義理の息子の3人で日本を訪れているジェシカさん。21日間の滞在で東京、草津温泉、京都、広島、大阪をめぐりました。
ジェシカさんが日本へ来るのは2度目。一方、パートナーの息子さんにとっては初めての海外旅行となりました。
「パートナーの息子は海外に行ったことがなかったのもあったし、今、オーストラリア人にとって日本は円安でとても来やすいの」
円安の影響もあり、オーストラリアからの旅行者数は近年増加しています。日本政府観光局(JNTO)の統計によると、2024年の訪日オーストラリア人は約70万人に達し、過去最高を更新しました。
フルーツと寿司で感じた、日本との物価の差
滞在中、ジェシカさんは母国との価格差を実感する場面に遭遇しました。
「生フルーツだけは、日本は高いなって思う」
ジェシカさんはカットフルーツを購入しましたが、オーストラリアでは、同じ値段で約1キロ分購入できるのだそう。ただ、高いと感じたのは生鮮フルーツだけ。それ以外は、逆に安く感じたといいます。
「フルーツ以外は飲食物がとても安いよね。寿司なんて、1貫160円とかで食べられるでしょう? オーストラリアだったら、2.5~3豪ドル(約250~300円)するから。ほぼ半額よ」
日本では飲食店同士の競争が激しく、全国チェーンを中心に効率的な仕入れ体制が整っているため、価格が抑えられています。品質を保ちながらも手頃な価格で食事を楽しめる点は、多くの外国人旅行者にとって大きな魅力のようです。
リーズナブルな価格ながらも、質の高いものを食べることができる日本。そんな日本ならではの魅力を感じながら、ジェシカさん一家には、これからも心に残る旅を楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
