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昨年は「爆発」→「今年も実験をしました」 植物から採取した“毛皮”の意外な活用法に驚きの声 「民芸品のような素朴なかわいさ」「おもしろいね」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

茶色い円筒状の穂が特徴的なガマ【写真:写真AC】
茶色い円筒状の穂が特徴的なガマ【写真:写真AC】

 水辺に生える、多年草のガマ。夏から秋にかけて、茶色い円筒形の穂をつけます。成熟したガマの穂は、中に綿毛のような種子が詰まっており、自然に弾けて種を飛ばすのが特徴です。その穂から“毛皮”を採取してマスコットを作る実験が、X(ツイッター)で1.6万“いいね”を集めて話題になっています。昨年は失敗した経験もあったという、投稿者のinori(@kusabanaasobi)さんにお話を聞きました。

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ガマの穂から意外な“毛皮”がとれる

 草花を使った遊びを模索し、これまでに植物にまつわる本の監修も手がけてきたinoriさん。昨年、知人からガマの穂をもらったことをきっかけに、穂から“毛皮”を取る実験を行いました。「想像していた以上に高級感のある毛皮でした」と投稿し、話題になったことも。

 ただ、実験にあたって十分な準備ができておらず、失敗もありました。ガマの穂は、ある程度成熟していると、少しの衝撃で中の綿毛があふれるといわれています。その現象は「爆発」と呼ばれ、inoriさんが手にした穂にも、すでに爆発が始まっていたものがあったそうです。

 その失敗を糧に、inoriさんは今年も実験を敢行。昨年の投稿を引用し、「今年もガマの穂から毛皮を取る実験をしました。去年は爆発し始めてから慌ててガムテープを貼りましたが、今年は余裕を持って準備しました。まずはグルーガンでウサギとクマの形になるようにしたものです。期待通りにできたので、目鼻をつけてマスコットにしました」と報告しました。

 3枚の写真を並べた投稿。1枚目には、細長い円筒形のガマの穂が写っています。長さは15~20センチほどで、成熟した穂特有のコンパクトなシルエットです。

 2枚目と3枚目には、ガマの穂から取った“毛皮”で、ウサギやクマのマスコットを作る様子が写っています。表面は、クリーム色のコットンキャンディのようなやわらかい色合いで、細かな毛や繊維が密集し、ふわふわとした質感です。裏側には、グルーガンで成形した様子も。ガマの穂の意外な活用法を、視覚的に楽しく伝え、自然素材の魅力を引き出しています。

 この投稿には1.6万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「すごーーーーーい!」「民芸品のような素朴なかわいさ」「なんか科学実験と工作が合体した感じでおもしろいね」など、さまざまな声が寄せられています。