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「バカどころか天才の発想じゃん!」 斬新な手法でチャレンジした飴細工に反響 「これは革命が起きる予感!!」
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砂糖や水飴を使い、さまざまなモチーフを形作る飴細工。繊細な作業で、作るのは難しい印象があります。X(ツイッター)では、まさかの方法で「超繊細な飴細工」に挑んだ動画が5万件の“いいね”を集め話題に。投稿者の毛糸(@hhimtksk)さんに詳しいお話を伺いました。
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「お菓子業界のイノベーションにつながる予感がプンプンする」
「ふと黒糖にレーザーでお絵描きしたら超繊細な飴細工作れるんじゃないかと思いついて(バカ)やってみた」
そんなコメントともに投稿された動画には、レーザーを照射する機械が映っています。バットに入っている茶色がかった粉は、真ん中の部分が平らにならされ、レーザーで麻の葉模様が描かれています。
粉の正体は奄美特産の黒砂糖。機械の隣にあるノートパソコンの画面には、プログラムで指示した図案が表示されています。画面が再び機械を映し、レーザーが照射されている部分にズームイン。薄い煙を上げながら、模様の完成に向けてアームがなめらかに動作しています。
まさかの手法で飴細工を作る様子に、5万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「ワクワクすっぞ」「すごいいい匂いしてそう そしてずっと見られてしまう(見た)」「おもしろいですね! これは革命が起きる予感!!」「発想が天才のそれ!」などの声が。
また、「本人はバカと言っているが、お菓子業界のイノベーションにつながる予感がプンプンする」「すごい! バカどころか天才の発想じゃん! レーザーで飴細工とか、未来のお菓子職人だね!」といった、期待の声が殺到しています。
「暇つぶしのつもりで試してみました」

斬新な発想で飴細工に挑戦した毛糸さん。現在、製造業の分野で設計業務をしています。学生時代は工業大学に通い、3Dプリンターやレーザー加工機をよく使っていて、デジタルファブリケーションにも興味があるそう。
そんな毛糸さんは、ゴールデンウィークに実家へ帰省。父が趣味で購入したレーザー機器を使用し、「暇つぶしのつもりで試してみました」と、飴細工作りにチャレンジした理由を明かします。
「レーザー加工機としてはド定番の40WクラスCO2レーザーというスペックのマシンで、今回は出力を最低の10%程度まで絞って使いました。金属は無理ですが、本気を出せば8ミリ程度の木材までは切断できます」という本格的な機材。レーザーの光を吸収したことによる熱で、硬化する仕組みを活用したそうです。