規則やルールを守る日本人の姿勢は、多くの外国人観光客から称賛を集めています。秩序が保たれた街並みや、礼儀正しい振る舞いに感動する人も少なくありません。初めて日本を訪れたベルギー人は、日本人のある行動を母国と比較して、感心したといいます。母国にはないと感じたのは、いったいどんな行動なのでしょうか。

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ルールをきちんと守る日本人の姿に感動

　ベルギーからやってきた、マノンさんとヴィックさん。ふたりとも今回が初訪日です。3週間の滞在を予定していて、東京のほか富士吉田、京都、大阪、広島、宮島、高山、日光をめぐります。

　日本を存分に味わい尽くそうと組んだ旅程に、ヴィックさんは「ちょっといろいろな場所を詰め込みすぎたかも（笑）」と笑います。

「どこに行こうかって考えていて、もともとアジアが好きでタイとバリには行ったことがあった。それで、秋が素敵で、そんなに雨が多くないところって考えて日本にしたんだ」

　秋の過ごしやすさが決め手となり、日本を訪れることにしたふたり。少しずつ色づく街並みにも、心がなごんだようです。

日本人のなにげない行動に感激

　そんなふたりが滞在中に感動したのは、秩序を守る日本人の姿勢でした。ヴィックさんにとってとくに印象的だったのは、街の交差点で見かけた人々の行動だったといいます。

「秩序を守っていて、礼儀正しい。赤信号だと渡らないで、きちんと止まって待っている。それもベルギーではない」

　日本では、車が来ていなくても、信号が赤であれば横断歩道で待つことが義務付けられています。ただ、多くの外国人観光客にとって、母国ではあまり見慣れない光景のようです。どんなときもルールをしっかり守る日本人の姿に、ヴィックさんは感心していました。

　3週間をかけて日本各地をめぐるふたりの旅。残りの滞在でも、日本の良さをたくさん発見してほしいですね。

（Hint-Pot編集部）