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日本の「必須アイテム」をママ友にあげた→ハワイで“まさかの着こなし”に仰天! 日本で絶対に買わない意外なアイテムとは

公開日:  /  更新日:

著者:i-know

未使用の子ども用肌着をママ友にあげたら、驚きの結果に

これだけ子ども服を取り扱っていても、迷彩柄を見かけることはほとんどない【写真:i-know】
これだけ子ども服を取り扱っていても、迷彩柄を見かけることはほとんどない【写真:i-know】

 そしてもうひとつ、私が日本の衣類で絶対に買わないものは肌着です。

 息子が小さい頃、一時帰国中に日本の保育園に預けたことがありますが、暑い夏の日でも「必ず、Tシャツの下に肌着を着せてください」と言われて、カルチャーギャップを感じました。肌着が汗を吸ってくれるので体が冷えないというのが、その理由だそうです。

 ところが、一年中汗をかく暑い気候のハワイにて、肌着を着ている子どもは一度も見たことがありません。ハワイでは、たくさん汗をかいたとて親も子どもも気にしませんし、家の近所で遊んでいる場合は、Tシャツを脱ぎ上半身裸で遊んでいる子どもも珍しくありません。

 日本の保育園と同じ価値観を持つ私の母は「絶対に子どもに肌着を着せなさい」と、肌着を送ってきます。ところが、子どもたちは「Tシャツと肌着の2枚を着ると、暑い!」と言って、まったく着用しません。

 というわけで、着ないままサイズアウトした未使用の肌着を、近所のママ友(ロコ)に譲りました。すると、その肌着を、外出用として子どもに着せているではありませんか!

 確かに、日本製の女の子用肌着はフリルや小さなリボンがついていて、花柄のデザインなど、おしゃれなものが多いですよね。ハワイでは肌着の存在すら知らない人がほとんどなので、どうやらそのママさんは、おしゃれなタンクトップだと思って子どもに着せてしまったようです。

 その姿を見たとき、思わず「あ! それは……」と声が出ましたが「肌着のことを説明しても、理解されないだろう」と思い、結局ママさんには何も伝えていません(笑)。

 こういったミリタリーファッションや肌着を通して、ハワイにはハワイの、日本には日本のファッション文化が存在することを知り、興味深く感じる経験でした。

(i-know)

i-know(いのう)

大学卒業後、フリーランスライターに。お笑い雑誌やファッション誌で、著名人のインタビューを中心に活躍。34歳のとき日本のキャリアに一区切りをつけ、単身ニューヨークへ。その後、ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現在は2人の子ども(8歳、6歳)をバイリンガルに育てるべく奮闘している。