日本を訪れる外国人観光客が、その魅力を語るとき、必ずといっていいほど話題に上がるのが、日本ならではの“質の高さ”です。細部にまで行き届いた配慮や丁寧な対応、そして期待を裏切らない安定感。過去に3度、日本にやってきたのことがあるというスペイン人男性も、今回の滞在で改めてその素晴らしさを実感しているといいます。いったい、どんなことに感動しているのでしょうか。

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日本の文化が大好きで4度目の訪日

　スペイン生まれで、現在はロンドンに住んでいるデイビッドさん。日本を訪れるのは、今回で4度目だといいます。

　1か月という長期滞在で、東京や大阪、神戸など、各地を回る予定です。なかでも、名古屋、福岡、北海道は今回が初めてだそうで「新しい場所を探検するのが楽しみなんだ」と笑顔を見せます。

　何度も訪日している日本通のデイビッドさんには、とくに感動していることがあるそう。それは、日本の飲食店のレベルの高さです。

「日本はどこの飲食店もとてもレベルが高い。どこで何を食べてもおいしいんだ。わざわざミシュランの星つき店を探さなくても、たまたま見つけた街角の、いわゆる“おばあちゃんがやっている食堂”のような店でも驚くほどおいしいものが出てくる。イギリスやスペインだと、そうはいかないんだ」

　日本の飲食店は、価格が安くて味が良いだけでなく、丁寧な接客や清潔な店内、おしぼりや水といったサービスをチップなしで受けられる点が大きな魅力です。

　特筆すべき点は、選択肢の豊富さ。各地に和食・洋食・中華・エスニックなど、幅広いジャンルが揃っています。しかもそれぞれのジャンルに、小さな個人店からチェーン店まで、さまざまな形態の店があります。こうした日本の飲食店の“当たり前”は、海外から訪れる人々にとっては驚きと感動の連続なのです。

　日本の食文化を心から味わっているデイビッドさん。また日本へおいしいものを食べられることを楽しみに来てほしいですね。

（Hint-Pot編集部）