日々の疲れを癒やしてくれる、スーパー銭湯などの温浴施設。多くの人が利用する公共の場だからこそ、一人ひとりがマナーを守り、お互いに気持ちよく過ごせるような配慮が求められます。温浴施設の「スパメッツァおおたか 竜泉寺の湯」は、公式TikTokアカウント（spa_metsaotaka）で「温泉に入る前にやること3選」と題した動画を投稿。これからの季節、とくに気をつけてほしいことを呼びかけています。

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ヒートショック予防にも大切なかけ湯

　寒さが増すこれからの季節、温泉など温浴施設での入浴がより気持ちよく感じられる一方で、注意が必要なこともあります。同アカウントが投稿した動画では、寒くなる時季にとくに大切なのが、入浴前に「かけ湯をする」ことだと紹介しています。

　かけ湯について、動画では「体の汚れを落とすほかに急な温度変化に体を慣らす目的もあるよ」と説明。かけ湯の正しい方法として、「心臓から遠い足の先からかけるのが効果的！　とくにこれからの時期どんどん寒くなるからヒートショックを予防するためにも」やってほしいと呼びかけています。

　かけ湯は、単なるマナーではなく、健康を守るための重要な習慣です。体の急激な温度変化は血圧を大きく変動させ、心臓や脳に負担をかけます。とくに冬場は脱衣所と浴室の温度差が大きくなるため、足先から徐々にお湯をかけて体を慣らしましょう。

　また、入浴前には体や髪の汚れをしっかりと落とすことも大切です。汗や皮脂、整髪料などが温泉のお湯に混ざると、ほかの利用者が不快に思うだけでなく、衛生面でも問題があります。多くの人と共有する温泉だからこそ、全員が清潔な状態で入浴することが、快適な空間を保つことにつながります。

　動画ではほかにも、「髪を束ねる」や「水分補給をする」といった、入浴前に欠かせない準備も紹介されています。

　投稿には、「全身洗ってからしか湯船につからない」「かけ湯大事」といった声のほか、「メイクや体洗っていないので入る人が多い」「体を洗わずに入るのはやばいよね」といった指摘も寄せられています。

　温浴施設は、心と体をリフレッシュさせる癒やしの場。一人ひとりがマナーと安全への意識を持つことで、誰もが気持ちよく利用できる空間が保たれます。体の芯まで温まれるように、正しい入浴習慣を心がけたいですね。

（Hint-Pot編集部）