ホテルに宿泊する際、快適に過ごすためのマナーやルールのなかには、意外に知られていないものもあります。つい自宅と同じ感覚で過ごしてしまうと、清掃スタッフの負担を知らず知らずのうちに増やしてしまっている場合も。X（ツイッター）では、元ホテルスタッフが呼びかけた、ホテルでやめてほしいことについての投稿が大きな反響を呼んでいます。投稿者のMIKECHI（@ice_ice_pink）さんに詳しいお話を伺いました。

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ラメ入りバスボムが引き起こすホテルの大パニック

　ハロウィンシーズンには「池袋ハロウィンコスプレフェス2025」に参加したり、「ディズニー・ハロウィーン」中に東京ディズニーリゾート内で仮装を楽しんだりするというMIKECHIさん。現在は役者やモデル、コスプレイヤーとして活躍していますが、過去にホテルで勤務した経験があります。

　そんなMIKECHIさんは、ある日、Xのタイムラインに流れてきたバスボム（入浴剤）の投稿を見て、過去の苦い思い出がよみがったといいます。そこで、「Dハロで疲れてホテルでせっかくだから！　で普段使わないかわいいラメ入りのボスボムを使う方もたくさんいるかと思うんですが」という書き出しで、ホテルを利用する人たちに向けて注意を呼びかけました。

　投稿によると、ラメ入りのバスボムを使用したあとの浴槽は、清掃がとても大変で、通常よりかなり時間がかかるそうです。そのため、チェックインの時間（午後3時）に部屋の準備が間に合わず、「ホテルが大パニックになりフロントで謝罪イベントが発生してフロント部とハウスキーピング部で戦争勃発の可能性がある」のだとか。

「ホテル従業員の天敵なのでラメ入りだけは何卒使わないであげてくださいませ。by元オフィシャルホテル社員」と締めくくられた投稿には、なんと5.3万件の“いいね”が集まりました。

　リプライ（返信）には「これ聞いたことある！　そんな大したことないやろ～って思っているあなた！　まず、家で一回お試ししてください!!」「清掃の手間でフロントとハウスキーピングが戦争寸前とは……かわいい見た目の裏に壮絶な現実があるとは驚きです」「わざわざお泊まりで使うなんて信じられないです」など、驚きの声が寄せられています。