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「ラメ入りだけは何卒使わないで」 ホテルでのバスボム使用に注意喚起…元従業員が明かす清掃の実態に衝撃 「知らなかった」
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イベントシーズンはとくに多発

MIKECHIさんがホテルのハウスキーピング部に在籍していた期間はわずかですが、ラメ入りのバスボムが使用された部屋を何度も目の当たりにしてきたそう。「ハロウィンシーズン、クリスマスシーズンはとくに多かったと思います」と振り返ります。
「とにかく、流しても流してもラメが出てきます。そして、ラメがシャワーカーテンにつくと取れず、時間に間に合わないため、シャワーカーテンを新しいものと交換しないといけません。ラメが一粒でも残っていたらクレームになるため、何倍もの時間をかけて流します」
ホテルや人によって手順やかかる時間は違うものの、1人で清掃を行う場合、ベッドメイキング、床清掃、トイレ掃除、お風呂掃除、補充を1部屋あたり45分程度で終わらせないと、チェックインの時間に間に合わないのだそうです。
「お風呂掃除に時間がかかると、当たり前ですがほかの清掃が終わらず、ほかのお部屋の清掃も間に合わなくなります。そうなると、ほかの人の手を借りることにもなるので、全員がパニックになります」
ホテルの浴室内での髪染めもNG!
ラメ入りバスボム以外にも、清掃を困難にする事例は数多くあったといいます。みんなでどうにか間に合わせようという雰囲気だったものの、現実的に無理な状況になることも。MIKECHIさんは、宿泊者に知ってほしいルールやマナーについても説明します。
「ホテルの浴室内での髪染めはやめていただきたいです。色移りがあった場合、それもきれいに消さないと、お客様をお迎えできないんです。あと、ベッド上に同色(白いシーツなら白)の洋服や小物を忘れる人はかなり多いです。清掃スタッフは確認しながら作業を進めますが、忘れないように気をつけてほしいですね」
ホテルでのなにげない行動が、清掃スタッフに大きな負担をかける場合もあります。快適な宿泊体験は、宿泊者と従業員の相互理解があってこそ成り立つものです。多くの人が利用する空間では、マナーやルールを守って、気持ち良く過ごしたいですね。
(Hint-Pot編集部)
