日本を訪れる外国人観光客が、街を歩いていて驚くこともあります。それは、日本人の日常的な習慣や、身だしなみへの意識の高さです。スペインから初めて日本を訪れたカップルも、ある光景に目を見張ったといいます。いったい、何に驚いたのでしょうか。

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円安を追い風に初めての日本へ

　スペインのアリカンテから来た、アルバさんとクリスチャンさん。ふたりとも日本に来るのは初めてで、15日間の滞在を予定しています。

「日本はとても人気があるし、今はなんといっても円安ですごく安いから！」と、アルバさんは日本旅行を決めた理由を笑顔で話してくれました。

　アルバさんは滞在中、日本人の美容意識の高さに驚いたといいます。

「マスクをしたり、帽子や日傘でしっかり肌を守っていたりするからか、日本人は肌がとてもきれいよね！　驚いちゃった！　日傘はスペインだと絶対に差さないもの」

　すると、クリスチャンさんも「傘を差すのは、雨のときだけだよね」とうなずきます。

世界第3位の化粧品大国

　日本人の美容に対する高い意識は、統計にも表れています。2019年の世界の化粧品市場規模は約4263億USドル（約46.5兆円）で、日本の化粧品市場は約350億USドル（約3.8兆円）でした。これはアメリカ（約777億USドル／約8.5兆円）、中国（約572億USドル／約6.2兆円）に次いで世界第3位の規模です。

　また、日本製の化粧品は高機能で高品質とされ、安全性などが海外でも高く評価されています。インバウンド需要が増大しており、出荷額は2019年に1.7兆円を超え、過去最高を記録しました。

　街行く人の日傘や帽子、マスクといった紫外線対策は、ふたりの目に「美容意識の高さ」として強く映ったようでした。また新しい発見をしに、日本へ遊びに来てほしいですね。

（Hint-Pot編集部）