日本は「ものづくりの国」として、世界から高い評価を受けています。YouTubeチャンネル「LTブログ」に出演したドイツ人一家は、そんな日本を散策する途中、驚きの声を上げました。自動車大国であるドイツからやってきた一家が衝撃を受けたものとは、いったいなんだったのでしょうか。

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自動車産業の街から来た一家

　同チャンネルで人気の密着企画に登場したのは、ドイツ・シュトゥットガルト近郊に住む3人家族。父のマティアスさん、母のサンドラさん、そして娘のリアナさんです。一家が暮らす地域は、メルセデス・ベンツやポルシェなどの本社を擁する、ドイツ屈指の自動車産業の街として知られています。マティアスさん自身もベンツ社で働いているという、まさに車のプロフェッショナルです。

　チャンネル運営者のレナさんとともに、名古屋の街を散策するなか、一家の目は道路を走る日本車に留まりました。カラフルな車体に、サンドラさんは興奮ぎみに声を上げます。

「あれ見て！　超かわいい！　小さい車よ！　色が最高だね」

　レナさんが「日本車はどう？」と尋ねると、サンドラさんは即座に「大好きだよ！」と答えます。18歳のリアナさんも、初めて見た光景に驚きを隠せません。日本車に、一家は大興奮の様子を見せました。

「初めて見たときはびっくりしたよ！　日本では軽自動車がたくさん走っているの！」

　軽自動車は、日本独自の規格で作られた小型自動車です。排気量660cc以下、全長3.4メートル以下などの基準を満たす車両で、税金や維持費が安いことから、日本国内で高い人気を誇っています。

「ドイツにこんな車はないよ！」

　レナさんによると、ドイツでは四角いボディの車は珍しいとのこと。自動車のプロであるマティアスさんも、軽自動車のデザインに強い関心を示しました。

「車体はそこまで小さくないんだけど、このボディの形はすごく実用的だよね！　私はベンツで働いているんだけど、ドイツにこんな車はないよ！」

　効率的な空間設計と独特のフォルムに、自動車産業の本場から来たマティアスさんも感心している様子。「ドイツでも発売したら人気出そうだよね！」と大絶賛します。

　アニメや漫画を通じて、日本文化に親しんできたというマティアスさん一家。実際に街中で日本車を見ることは、特別な体験になったようです。

「僕たちはアニメや漫画でしか日本の車を知らないから、見たことある車を見つけるとすごくテンションが上がるんだ！」

　実用性とデザイン性を兼ね備えた、日本独自の車文化。それは新たな思い出として、一家の心に刻まれたことでしょう。

　動画のコメント欄には、「こういった方々が日本に来てくれると本当にうれしいです」「ベンツ社で働かれているお父様だけあって日本車に興味津々」「日本をいっぱい楽しんで、思い出いっぱい作ってくださいね」といった声が寄せられています。

（Hint-Pot編集部）