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「まずいとは言わないけど」 ポーランドから来た映画監督親子が日本の味に感動 母国との大きな違いを感じた日本食とは
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日本を訪れた外国人が、必ずといって良いほど楽しみにしているのが日本食です。ポーランドから来日した映画監督のヨアンナ・ヤシンスカ=コロンキェヴィチさんと、息子のフラネクさんも、日本で食べたある料理の味に深く感動したといいます。いったい、どんな料理だったのでしょうか。
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初めての日本で感じた映画への情熱
アンデルセンの小説を元に制作された、幻想的な油絵アニメーション『眠りの精 オーレ・ルゲイェ』の監督を務めるヨアンナさん。東京で10月31日(金)から11月4日(火)まで開催されるキネコ国際映画祭で、絵画アニメーション制作のワークショップを実施するため、家族で来日しました。
「日本へ来るのは今回が初めて。みんなとても親切で、とくに今日のオープニングセレモニーを見ていると、映画に対しての情熱を感じるわ」とヨアンナさん。
映画祭に合わせて、今回は東京に5日間滞在します。この日はオープニングセレモニーの前に、都内の寺社仏閣や美術展を見に行ったそうです。
“本場”のラーメンに驚き 味の深さに感動
短い滞在ながら、日本での楽しみのひとつが食事だというふたり。「もうラーメンは食べたよね」とヨアンナさんが言うと、フラネクさんは目を輝かせながらこう続けました。
「ポーランドで食べたものとまったく違う。これこそ本当の日本の味」
ポーランドにもラーメン店があるそうですが、フラネクさんはその違いを熱く語ります。
「まずいとは言わないけど、ポーランドのラーメンは旨味がないんだ。日本のラーメンはスープにだしの味がしっかり出ていて、味わい深い。これから帰るまでに、できるだけたくさんの日本食を食べて帰りたいと思っているんだ」
近年は海外にもラーメン店が増えていますが、“本場”日本のラーメン店で提供される一杯には、長年培われた技術と食材へのこだわりが凝縮されています。そうした違いを、フラネクさんは実感したようです。
「絶対にまた戻ってきたい。宮崎駿監督の作品が好きだから、東京だけではなくて日本の田舎にも行ってみたいわ」
すでに次の訪日への思いを語っていたヨアンナさん。残り短い滞在の間に、さらに多くの日本食を楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
