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ハワイで目の当たりにした“叱らない育児”に愕然…「1歳の息子が首を絞められた」と憤る日本人ママに対し、ハワイのおばあちゃんがとった行動とは

公開日:  /  更新日:

著者:i-know

ハワイで見た“叱らない育児”の行きすぎた一面

ハワイはフレンドリーな子どもが多いので、初対面でも仲良く遊ぶ【写真:i-know】
ハワイはフレンドリーな子どもが多いので、初対面でも仲良く遊ぶ【写真:i-know】

 私の身に起こった出来事以外にも、日本人ママ友のエピソードを聞いて驚くことがたくさんあります。

「おもちゃを取り合っているときに、うちの子が腕を噛まれた」
「うちの子のおもちゃを盗んで、そのまま車に乗ろうとしていた」
「意図的に、三輪車でうちの子に激突してきた」

 日本でもよくありそうな、こういったトラブルが起こった場合、日本とハワイで違うのは、ハワイの“叱らない”親たちは「小さい子どものトラブルに関して、保護者(親や祖父母)は相手に謝らない。子どもにも謝らせない」ということを徹底しているように思います。そして、「Are you OK?(大丈夫?)」のひと言で済ませるケースは、かなり多いです。

 その背景に「子どもの人格を尊重するため」という崇高な理由があるのだとしても、やられたほうは、たまったものではありませんよね。

 アメリカでは、トラブルが起こって裁判沙汰になった場合、その問題が起こったその場、その瞬間に「謝ったほうが負け」といわれているので、その影響が子育てにも出ているのかもしれません、叱らないことは悪ではないけれど、相手の気持ちを想像する力まで育まれなければ、ただの“放任”になってしまう――。そう感じた出来事でした。

 そのほかにも、日本人の私が憤りを感じたハワイの“叱らない育児”については、次回に続きます。親と子の関係、そして学校現場の様子なども交えて、ご紹介したいと思います!

(i-know)

i-know(いのう)

大学卒業後、フリーランスライターに。お笑い雑誌やファッション誌で、著名人のインタビューを中心に活躍。34歳のとき日本のキャリアに一区切りをつけ、単身ニューヨークへ。その後、ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現在は2人の子ども(8歳、6歳)をバイリンガルに育てるべく奮闘している。