話題
「考えただけでちょっと涙が出そうだね」 日本に染まったフランス人 「好きな景色」に変化→心惹かれた日常の風景とは
公開日: / 更新日:

旅行先で訪れたい場所や、心惹かれる景色は、その国での生活が長くなるにつれて変わっていくものです。日本で暮らすフランス人YouTuberのオレリアン・プダさんは、自身のインスタグラムアカウント(bebechan_france)で、好きな景色の変化について紹介。「日本に染まる前とあと」の対比に注目が集まっています。
◇ ◇ ◇
「夢が叶った!」 高層ビルに感動
日本で暮らしながら、フランスとの文化の違いを発信し続けるオレリアンさん。「日本に染まる前とあと」で変化した習慣や嗜好を比較するシリーズが人気です。今回は、「日本に染まってエモいという感情を習得したフランス人」というメッセージを添え、好きな景色について投稿しています。
「日本に染まる前」のオレリアンさんは、渋谷のスクランブル交差点にやってくると「すっごくうれしい! やっと来られた! 夢が叶った!」とフランス語で興奮を口にします。そして、写真を撮りまくり、高層ビルなどが並ぶ景色を前に「すごくきれい。色も雰囲気も最高!」と感動を隠せない様子です。
秋葉原でも、その様子は変わりません。「フランスと全然違う! すごく現代的! これぞ日本って感じ。近代的なんだ」と感嘆の声を上げるのでした。
「木漏れ日、の言葉だけでもすごいエモいよね」としみじみ
一方、「日本に染まったあと」は、好きな景色が大きく変化しています。「まずは、日常は全部がエモいよ」と語り始めるオレリアンさん。散歩をしながら、街中で空を見上げます。
電線が張りめぐらされた風景を目にすると、「電線との空とか詫び寂びを感じるよね。ああいう景色には」としみじみ。さらに、木々の間から光が差し込む様子を見て「木漏れ日、の言葉だけでもすごいエモいよね」と続けます。「フランスにもないね、この言葉」と、日本語の美しさにも触れました。
さらに、多くのお店が並ぶ、小さな路地に入ったときの様子も振り返ります。たい焼きやたこ焼きを焼く匂いなど、ノスタルジックな雰囲気に包まれた路地裏を「考えただけでちょっと涙が出そうだね」と満ち足りた表情を浮かべました。派手な観光地から、日常のなにげない風景へ。日本の情緒を深く理解するようになったようです。
動画のコメント欄には「日本人が忘れかけていた情緒です」「『侘び寂びを感じるよね』 こんな素敵な言葉日本人からも出ませんよ……」「フランスもとても素敵な国なのに、その国の方がこんなに日本を好きになってくれたのがすごくうれしいです」などの声が寄せられています。
(Hint-Pot編集部)
