話題
「妻に青物を釣らせたい」→25分のバトルの末に生まれた奇跡… 脆弱な装備でも夫の願いが叶った感動の瞬間に6.8万“いいね”
公開日: / 更新日:

家族で釣りを楽しんでいるとき、小さな魚がかかった妻の竿に、140センチもの大物が食ってきた――そんな奇跡的な状況が6.8万件もの“いいね”を集め、X(ツイッター)で話題になっています。島根県の港で起きた感動の瞬間について、投稿者のすーちゃんねる(@Mt00l2SvdOnX5rT)さんにお話を伺いました。
◇ ◇ ◇
「初青物が140オーバー」の衝撃
「嫁が……初青物が140オーバーのヒラマサ……」
そんな言葉が添えられた写真には、海辺の岸壁で大きな魚を囲む家族が写っています。中央には、見事な大物の魚を両手で抱えて座っている女性。魚は足元までずっしりと伸び、体高も厚みもある迫力のサイズで、光沢のある体表が存在感を放っています。カメラを見つめる女性の、達成感のにじむ笑顔が印象的です。
その両隣には、2人の子どもたちが立っています。ライフジャケットを着けた男の子は、少し驚いたような、なんともいえない表情。一方、女の子はにこやかに微笑んでいます。
投稿には6.8万件もの“いいね”が集まりました。また、リプライ(返信)には「見事だ。味も抜群だろう」「うわーでか! 息子さんの顔引いてるのおもろい」「これは伝説ですって」といった、驚きと称賛の声が寄せられています。
壮絶な25分間の格闘劇

投稿者さんによると、この“奇跡”は11月1日午前、島根県浜田市の港で起こりました。投稿者さんは家族と一緒に、いつものように堤防で釣りを楽しんでいました。そんななかで、まず「30センチくらいのハマチの子ども」が妻の竿にヒット。「軽そうだね」と会話をしつつ、妻がリールを巻き上げていた次の瞬間、水面近くで“怪物ヒラマサ”がハマチに食いつくという、驚異の展開となりました。
「その後、左へ20メートルの移動から右へ軽く100メートル以上移動しながら、途中魚が釣れている方のライン(釣り糸)に絡みました。その方も魚がかかっているのに、ラインを切って避けてくださり、何人もの釣り人の方に避けていただきました。足元から軽く150メートル以上ラインを出されながら、最後はリールを巻き、25分くらいの壮絶な格闘の末、釣り上げました」
今回、この投稿が大きな注目を集めたのは、左右に100メートル以上も暴れ回り、150メートル以上のラインを引き出す怪物級の引きがあったヒラマサを「PE2号」というラインで釣り上げたことにあります。本来なら30~40センチ程度の青物を釣り上げるのに適しているというラインのため、投稿者さんいわく「脆弱な装備」でのランディング成功は、奇跡的なことでした。
周囲の協力もあったなかでの成功。バトルの終盤、妻の体力が落ちているときにヒラマサが最後の力を振り絞るように暴れたため、妻が海に引きずりこまれないよう、投稿者さんも必死に。竿に片手を添えてリールを巻きながら、最後は二人三脚で釣り上げました。重さ22.23キロという大物だったそうです。
