日本の「おもてなし」文化は、海外からの観光客にどのような印象を与えているのでしょうか。ドイツからやってきた男性は、日本到着時に予期せぬトラブルに見舞われました。そこで体験したことが、深く印象に残っているといいます。彼らが実感した、日本とドイツの決定的な違いとは、どのようなものだったのでしょうか。

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初訪日のドイツ人が遭遇したトラブル

　ドイツから来たマークさんとベンジャミンさん。マークさんは昨年、出張で日本を訪れ、「次は旅行で来たい」と思っていたそうです。一方、ベンジャミンさんは初めての訪日。3週間の旅程で、東京、日光、箱根、河口湖、京都、大阪をまわります。

「素晴らしい食事と伝統・歴史のある文化、あと、自然を楽しみたいと思ってる」と、期待に胸を膨らませるマークさん。ベンジャミンさんも、日本への関心の高さを語ります。

「日本は旅行先としてドイツでも人気。実は日本に行くんだって話したら、私も！　と言われて、こっちで会う約束をしてる友達もいるんだ」

　そんなベンジャミンさんですが、実は、日本到着時に予期せぬトラブルに見舞われました。その際、予想を超えるサービスに胸を打たれたといいます。

「日本到着時にロストバゲージに遭ったんだけど、カウンターに行ったら、すぐに調べてくれて、荷物がどこにあって何時間後に着くか、すぐに教えてくれたんだ。言われた時間にカウンターへ行ったら、ちゃんと話が通っていて、すぐに荷物を裏から持ってきてくれたんだよ。日本はサービスの質が良いよね。」

　日本の接客やサービスの質の高さは、国際的にも高く評価されています。スタッフが丁寧で迅速な対応を心がけ、顧客の満足を第一に考える姿勢に、外国人観光客が驚くことも少なくありません。トラブル時にこそ、その真価が問われますが、日本のサービス業はいかなる場面でも高い水準を保っているといえるでしょう。

「ドイツだったら長い列ができて、係員は不愛想で、対応に期待できない」と、ベンジャミンさんは母国との違いを率直に語ります

　また、マークさんも「相手にフレンドリーに、親切にしようという努力が日本にはあるよね」と、日本のサービスの根底にある姿勢に感銘を受けたようです。

　旅の最初に遭遇したトラブルは、ふたりにとって日本の印象を決定づける体験となりました。まだ続く旅のなかで、多くの日本の魅力を発見してほしいですね。

（Hint-Pot編集部）