危険な毒針で知られるスズメバチ、無防備なところを突然襲われたら……。SNS上で、建設作業中にキイロスズメバチに刺されたという投稿が大きな話題を呼んでいます。驚くべきはその生命力。頭と胴が切り離されても動き続ける姿に、ネット上では驚きの声が相次いでいます。投稿者の男性に詳しいお話を伺いました。

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建設現場での作業中、パイプの中から出てきたキイロスズメバチに襲われ、左肩を刺される

「やられた……。マジで痛い　針は抜いたけど、ずーっと痛い……　足場解体中にいきなり出てくるなって　そして、15分くらい経つけどコイツ頭だけでも生きてやがる……」

　今月上旬、SNS上に投稿された動画には、地面に落ちたスズメバチの姿が。よく見ると、頭と胴体と離れてしまったにもかかわらず、頭部だけで動いている様子が確認できます。

　投稿には反響が続々。「ヒィィィィィ 病院行かんでいいと？」「可能であればお湯で流してください。お大事に」「キイロスズメバチのようですね。気分が悪くなったり痛みが引かないようであれば病院行ってください」「オオスズメバチじゃなかったのが不幸中の幸い」「抗体出来たらヤバいです エピペンを持ち歩かないと」など心配の声が多数寄せられています。

　投稿者は福岡県在住で建設業を営む30代後半のKuni.t（92teru）さん。建設現場での作業中、パイプの中から出てきたキイロスズメバチに襲われ、左肩を刺されてしまったそう。とっさに手で払い、バタバタしている所を踏みつけたといいます。頭部だけになっても15分以上動き続けるスズメバチの生命力に驚き、一連の出来事を投稿したと語ります。

　東京大学の「ハチ刺され災害防止ガイドライン」では、スズメバチなどに刺された際の対応として、「初期症状として、発疹、流涙、せき、嘔吐、下痢等の症状が見られる場合は、一刻も早く医師の手当てを受けてください」「ハチ毒に対し強いアレルギー反応を示すアナフィラキシーショックの状態に陥ると、緊急処置をとらなければ死に至ります。アナフィラキシーによる死亡例の多くは、刺されてから1時間以内に死亡しています。一刻も早く救急車を呼び、助けを求めてください」と注意を呼び掛けています。

（Hint-Pot編集部／クロスメディアチーム）