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「どこにもないけれど…」 南アフリカ人女性が日本で感銘 「すごく印象的」と驚いたものとは
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日本を訪れる外国人観光客が驚くことのひとつに、公共空間の美しさがあります。整備された道路や、清潔に保たれた環境は、日本の誇るべき特徴です。南アフリカから2度目の訪日を果たした女性も、その清潔さを改めて実感したといいます。しかし、ある矛盾した光景に驚嘆したといいます。いったい、何に驚いたのでしょうか。
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2度目の訪日で気づいたこと
南アフリカから来たカティアさん。今回が2度目の日本で、1週間の滞在を予定しています。「前回は京都と大阪を見て、東京を見てなかったから、今回は東京に来たの」と、今回の旅への思いを教えてくれました。
東京の街を歩くなかで、カティアさんは日本の食文化についても興味深い発見をしました。
「日本はやっぱりお米の国なんだなって。毎日、食べるよね? 南アフリカでは週に1度くらいお米を食べるわ。主食はパンで、朝食からほとんどの人が食べていると思う。それとは別でパップっていうトウモロコシベースのものを食べることもある。パップは安いの」
ゴミ箱がないのに清潔な街
カティアさんはほかにも、大きな違いを感じたことがありました。
「日本はどこもかしこもきれい。道もそう。ゴミ箱はどこにもないけれど、ゴミが落ちていないことがすごく印象的。ゴミは持ち歩いてゴミ箱があったときに捨てれば良いし……。とにかく本当に感銘を受けているわ」
観光庁が2024年に実施した、訪日外国人旅行者の受入環境に関する調査によると、旅行中に困ったことの最上位は「ゴミ箱の少なさ」です。困る一方で、カティアさんのように、ゴミ箱がないにもかかわらず、街が清潔なことに感動する外国人は少なくありません。
ゴミ箱がないにもかかわらず、清潔に保たれている日本の街。それは、自分のゴミは自分で持ち帰るという日本人の公共意識の高さの表れといえるでしょう。
(Hint-Pot編集部)
