Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

カルチャー

「少し驚いたかも」→「うまくいくもの」 オーストラリア人が日本で感じた言葉の壁 コミュニケーションを円滑にするための気づきとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

オーストラリアから来た(左から)マイルズさんとアレックスさん【写真:Hint-Pot編集部】
オーストラリアから来た(左から)マイルズさんとアレックスさん【写真:Hint-Pot編集部】

 訪日外国人が増加するなか、日本では、外国人旅行者とのコミュニケーション環境が年々改善されつつあるようです。初めて日本を訪れたオーストラリア人も、10日間の旅を通じて、言葉の壁について意外な気づきがあったといいます。いったい、どんなことがあったのでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

インドネシアに行くことの多いふたりが初めての日本旅行

 オーストラリアのタスマニアから初めて日本へやってきた、アレックスさんとマイルズさん。10日間の滞在で、東京のほか箱根にも足を運びました。

「休みを利用して来たんだ。観光とか、ぶらぶらしているよ」と、ふたりで初訪日を満喫しているようです。

 日頃から海外旅行に出かけることが多いとのことですが、マイルズさんは、日本でのコミュニケーション体験が少し意外だったといいます。

「僕たちはよく旅行でインドネシアに行くんだけど、インドネシア人は普通に英語を話せるから、日本もそうなのかなと思っていた。けど、そうではなくて少し驚いたかも」と少し面食らった様子でした。ただ、アレックスさんは不便さを感じなかったといいます。

「翻訳アプリがあるし、困ることはあまりなかった。自分たちが知っている日本語は『すみません』『ありがとうございます』くらいだけど、店に入ったら少しの日本語でも発することで、うまくいくものだから」

 観光庁が2024年度に実施した「訪日外国人旅行者の受入環境整備に関するアンケート」では、旅行中に困ったこととして「施設等のスタッフとのコミュニケーション」を挙げた割合が15.0%でした。これは、前年度の22.5%から大きく低下しています。

 この結果からも、日本のホスピタリティの高さや、訪日外国人への配慮が進んでいることがうかがえます。ふたりも、今回の旅で言葉の壁を大きく感じる場面は、ほとんどなかったようです。

 日本人とのコミュニケーションを楽しんでいる、アレックスさんとマイルズさん。残りの滞在でも、日本ならではの文化や食、各地の魅力を思う存分味わってほしいですね。

(Hint-Pot編集部)