世界中で愛される日本食。その繊細な味わいと美しい盛り付けは、多くの訪日外国人を魅了しています。初めて日本を訪れたオーストラリア人カップルも、滞在中にぜひ味わいたい日本食があるといいます。母国との違いに驚きつつ、「日本で食べて帰らないと」と目を輝かせるふたり。いったい、どんな日本食を楽しみにしているのでしょうか。

　◇　◇　◇

日本の文化に関心を寄せるオーストラリア人

　オーストラリアのメルボルンからやってきた、ルビーさんとジェレミーさん。今回は、ふたりにとって初めての日本です。大阪と東京に1週間ずつ滞在します。

　来日のきっかけについて、ジェレミーさんは「大学を卒業して、少し時間が空いたタイミングで旅行を決めたんだ。日本食、文化、あと神社とか伝統に触れたくて」と話します。

　ルビーさんも「日本に来る際にシンガポールやマニラを経由しようかという案もあったのだけれど、日本だけで2週間過ごすことにして正解だったわ。見たいところもたくさんあるし」と、日本滞在への期待を寄せています。

オーストラリアでは「魚の寿司はすごく高くて…」

　とくにルビーさんは、日本滞在中にぜひ味わいたいと、楽しみにしている日本食があるといいます。

「寿司はまだだから食べないとね。私たちになじみのある寿司はチキン照り焼きが入っているもの。魚の寿司はすごく高くて。日本で、寿司を食べて帰ったほうが良いと思う」　

　オーストラリアでは、魚を使った伝統的な寿司は高級品で、気軽に味わえるものではないのだとか。だからこそ、寿司の本場である日本で“本物の味”を思い切り楽しめることに、ふたりは胸を高鳴らせています。日本では新鮮な魚を使った握りが日常的に楽しめることに驚き、その豊かさこそが旅の魅力のひとつになっているようです。

　初めての日本で、文化や伝統に触れながら、本場の日本食も存分に楽しもうとしているルビーさんとジェレミーさん。残りの滞在でも、忘れられない思い出をたくさん作ってほしいですね。

（Hint-Pot編集部）